こんにちは、はるパパです。
本記事では瞬間英作文を自作して英語を話せるようになる方法を解説します。
瞬間英作文というトレーニング方法は、英語を話す力(スピーキング力)を向上するのに有効な勉強法です。
この瞬間英作文に出会ってなかったら、私は今、英語を使った仕事はできていないでしょう。
それほど効果がある瞬間英作文ですが、デメリットもあります。
とにかく退屈…
ひたすら反復練習なのです。心臓を捧げないと継続はできません。
本記事は瞬間英作文を自作することで、このデメリットをできる限りなくす方法を解説します。
自作ノートや無料アプリでも十分可能です。あまりお金をかけたくないというあなたのニーズにもばっちりお応えします!
・TOEIC800点でも英語を話せず悩んだ経験あり
・瞬間英作文で口から自然と英語がでるようになる
・外資系企業や日系大手企業の海外部門に転職、日常的に英語を使う
【無料・簡単】瞬間英作文を自作して効果的に英会話力を上げる方法
瞬間英作文のテキストとしては、森沢洋介先生の書籍が最もポピュラーです。
あなたの本棚にもあるかもしれません。
私もこの本をきっかけに瞬間英作文という勉強方法を知り、森沢先生の書籍はほぼ全部持っています。笑
でも一つデメリットがあるとすると、例文が教科書的であまり実用的ではないと感じられる点。
これは筆者の森沢先生も認められていますが、あえて教科書的な表現にしているとのことです。
確かに直訳しているほうが日本文と英文を対比させやすいですね。
とはいえ、瞬間英作文によるトレーニングの効果を上げるには、実際に自分が話しているように口に出す、「発話実感」が大切です。
どうせなら自分が実際に使いそうな言葉、実際に遭遇しそうなシーンを想定した例文のほうが発話実感は感じられるはずです。
瞬間英作文を自作すれば、発話実感のある例文で練習できます。
具体的な方法を説明する前に、瞬間英作文を自作するメリットとデメリットをお伝えします。
瞬間英作文を自作するメリット
一番のメリットは発話実感を感じられる文章で瞬間英作文のトレーニングをできることです。
また自作なので基本無料でノートとペンかスマホがあればOK。
もう一つメリットがあって、必要最低限の単語と言い回しを最速で覚えられます。
あまり気づかないかもしれませんが、日本語でも普段使っている言葉や言い回しって、あなたが持っている知識からするとほんの一部ではないですか?
つまりテキストにある例文全部を話せなくても、普段使う言葉や言い回しを英語に変換できれば最低限の会話を成り立たせることが可能です。
このように必要な英作文のトレーニングをすることで効率よく英語で自分が言いたいことを伝える力を身につけることができます。
ある程度自分の言いたいことが言えれるようなれば、それを幹として枝を伸ばすように語い力や表現力を高めていけばOKです。
瞬間英作文を自作するデメリット
瞬間英作文を自作するデメリットは、手間ヒマがかかるという点です。
日本文を自分で一度は英訳する必要があるので、それなりに時間と脳ミソを使います。
作った英文が正しいのかも少し不安になるし、発音はどうすればいいの?なんて疑問も湧いてきます。
これらの対処法については後ほど解説しますので、ご安心を。
無料で瞬間英作文を自作する方法
それでは具体的な瞬間英作文を自作する方法を解説します。
ノートで自作する場合とスマホアプリで自作する場合に分けて解説します。
①ノートで自作する
ノートで自作する場合は、A4~B5のノートとペン(フリクションボールがオススメ)をご用意ください。
以下の画像のようなイメージで作成します。
基本的には市販されている教材と同じように左側に日本文、右側に英文を記載します。
英訳したときに初めて見る単語や言い回し(イディオム)があれば、ノートの下にまとめておきましょう。
以上!
めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
ノートを作るのは少し面倒ですが、やはり実際に紙に手書きすると記憶に定着しやすいのでオススメです。
②スマホアプリで自作する
アプリを使って自作する方法を解説します。
暗記に使えるフラッシュカードアプリを使って、日本文と英文を登録すればOKです。
アプリは無料で使えるので気軽に始められます。
しかもいつでもどこでも勉強できる点が最大のメリットです。
初めて見た単語や言い回しもフラッシュカードにして覚えてしまうことが可能。
iPhoneであれば「AnkiApp」、アンドロイドであれば「AnkiDroid」といった暗記アプリがあります。
特にこれじゃないといけないということはありません。
すでに使っているアプリがあれば、それを使ってもOK。
AnkiApp Flashcards
AnkiApp Inc無料posted withアプリーチ
AnkiDroid Flashcards
AnkiDroid Open Source Team無料posted withアプリーチ
③英文を自作する方法
ここまでで概要はつかめたと思いますが、「英文はどうやってつくるの?」という疑問がわいてきます。
一番いいのは、辞書や文法書を使って英作文をすることです。
「英作には自信ないし、間違って覚えるのは嫌だな。。」
そう思いますよね。
そんなあなたに英作文の添削方法をご紹介します。
英語の先生に添削してもらう
一つは外国人に添削してもらうことです。オンラインでも駅前の英会話スクールでも構いません。すでに学校に通っているのであれば先生に添削をお願いしましょう。
自作した英作文と先生に直してもらった英作文を比較すること、これまた勉強になります。
AI自動翻訳で添削する
「いやいや、英会話スクールに通ってないし、できるだけお金かけたくないよ。」
すごーく分かります。
そんなあなたにオススメなのはAI自動翻訳サービスを使う方法です。
AI自動翻訳サービスには以下のようなサイトがあります。
良く知られているのは「google翻訳」でしょう。
かつてはgoogle翻訳というと変な訳しかできないというイメージでしたが、今は技術の進歩もありかなり改善しています。
日本文を入力すれば、すぐに英文に変換してくれます。しかも無制限で無料。
「DeepL」は私もお気に入りの翻訳サービスです。
google翻訳と違って一日に訳せる文章の数に制限はありますが、よりナチュラルな表現で変換してくれます。
最後に「ChatGPT」を使う方法です。これはgoogle翻訳、DeepLと同様にAI技術を使っていますが、英語に限らず様々な質問にAIが答えてくれるチャットボットです。
自作した日本文をLINEのように打ち込んで「英語に翻訳して」と入力すると、数秒で英文に変換してくれます。
「ChatGPT」は世の中にある膨大な量のサイトや書籍データをもと翻訳しています。
短文ほど正確に訳してくれる傾向があるので、瞬間英作文の英訳には最適です。
個人的にトータルで安心して使えるのは「DeepL」です。使用制限はありますが、一番信頼度は高いと思います。
DMM英会話のuknowでチェック
英語の言い回しについては、DMM英会話のサイトでサービスを展開している「uknow」で調べるのもオススメです。
ネイティブ講師が「この表現、英語だったらどう言うの?」に答えてくれています。
かなり幅広い表現がまとまっているのでぜひ参考にしてみてください!
このように便利なサービスが無料で使えるのはいいのですが、できれば一度は自分で英作をしてから添削するという方法が最も効果的です。
少し面倒かもしれませんが、結果的に最短距離でスピーキング力を上げられるはずです。
自作するのにオススメの英作文
瞬間英作文を自作する方法については、ご理解いただけましたか?
次にどんな文章を英作文にすればよいか解説します。
① 自分のことを英語で表現してみる
英語を誰かと話すときを想像してください。
何を話すかと言えば、まずは自己紹介です。
自己紹介を瞬間的に言えるようにしておくと便利です。
自分のことなので発話実感も高いですよね。
例えば以下のような文章をパッと言えますか?
「はじめまして、私ははるパパです。6年間、海外マーケティング部門で働いています。」
例えば以下のように英作文になります。
“Nice to meet you. I’m Harupapa. I’ve been working in the marketing department for 6 years.”
初めて会った人とは社外であれ、社内であれ、こんなふうに会話が始まります。
もしプライベートであれば、趣味や好きなサッカーチームのことなんかもいいですよね。
なんでその趣味を始めたのかやなぜそのチームが好きなのか、そんなことをパパっと話せるだけで、スムーズに会話に入れます。
誰よりも知っている自分のことを英語で説明できるようになることが第一歩です。
② 日記や独り言を英語で表現してみる
次に少し対象範囲を広げて身の回りのことを英語で説明できるようなりたいですよね。
もし日記をつけているのであれば、それは日本語文として最高の素材です。
日記をつけていなくても、日々思っていることや独り言でも構いません。
あなたが普段良く使う言葉を素材にすることが大事です。
その言葉を使うシーンも想像しやすいので、発話実感を持ちやすいので上達するスピードも加速します。
③日本文化、スポーツ、家族について英語で表現してみる
海外の人と話すときに、話しやすいジャンルがあります。
それは日本文化、スポーツ、家族です。
あなたが日本人であれば、日本人であるというアイデンティティを持っています。
海外の人と話すとき、その人は程度の差はあれ、あなたのことを「日本人」と思っているはず。
その場合、自分・自国との差、つまり「日本人特有の文化や価値観」に強く興味を持ちます。
日本の風習、日本の食事、日本の家族観なんかは興味を持たれやすいです。
そして何より話題として無難。決して初対面の人と、政治や宗教の話をしてはいけません。
その他は、特に男性であればサッカーや野球もルールがグローバルで同じなので話しやすいです。多少マイナーなスポーツでも、「何それ?どんなスポーツなの?」と興味を持たれたらこっちのものです。
家族やペットの話も話題としては話しやすいといえます。
ただ、家族の話はあくまで自分から話すことが大切です。あまりプライベートな質問を相手に投げかけるのはNGです。
聞かれたら、聞き返すくらいに留めておきましょう。
自作の英作文だと発音が不安?
書店で買える瞬間英作文のテキストには音源CDが付属していたり、音源をダウンロードすることができます。
でも自作した場合、当然ながら音源データはありません。
「発音も不安だし、やっぱり市販のテキストを買わなきゃいけないのか…」
そんなことありません。
実はGoogle翻訳でも読み上げてくれるのです。しかもナチュラルに。
方法は簡単です。テキストをボックスに入れて赤丸の音声アイコンをクリックするだけです。
「音声をダウンロードできないのか…」そんなわがままなあなたには以下のサイトがオススメです。
「音読さん」です。
こちらも方法は簡単。テキストをペーストして言語を選ぶだけ。しかも英語だけでもアメリカ、イギリス、オーストラリア、インドから選べます(インドの需要はあるのか…)。
しかも画面下の方にある「ダウンロード」ボタン(下図の赤矢印のところ)をクリックすれば瞬時にダウンロードできます(下図の赤丸)。
この音声を先ほど紹介した暗記アプリに落とせば、テキストの瞬間英作文と発音練習も一緒にできちゃいます。
しかも無料。
ミスを恐れずにアウトプット!瞬間英作文で自信をつけよう
これまでに説明したような瞬間英作文を100文でも自作して練習すれば、短い会話は十分できると思いませんか?
その通り。かなり話せるようになっているはずです。ここからはぜひオンライン英会話や近所の英会話サークルでアウトプットすることを意識してください。
私も最初から駅前の何十万円もする英会話スクールに通うのはリスクが高いと感じ、地元のご老人方が趣味でやっている英会話サークルから始めました。
なんと2,500円/月(8回/月)でした。日本人ばかりでしたが、アウトプットする練習には十分効果がありました。
当時はオンライン英会話なんてありませんでしたが、今はそういったサービスも充実しているのでぜひ活用してみてください。5~6,000円/月くらいなので大人のお稽古としてはコスパ最高です。
英語を話せるようになるコツは、とにかく話して話しまくること。失敗をたくさん重ねることです。
日本人は正しい文法や発音で話さないと恥ずかしいと思う傾向があります。
でも実際ネイティブではない外国人も文法は適当だったりするし、発音もなまっています。
でもとにかく堂々と話す、そこだけは日本人よりはるかに優れています。
話した分だけ自信につながります。机の前で勉強していても退屈で続かないので、ある程度練習したら話す機会を自分で作りましょう。
最後に
このように瞬間英作文を自作することは可能です。
むしろ自作のほうが発話実感を感じやすく身につきやすいといえます。
多少、手間ヒマがかかる点がデメリットではありますが、それにかけた労力は必ず報われるはずです。
今はAI技術が発達したり、オンライン英会話などのサービスも充実しています。英語学習者にとっては最高の環境が整っています。
あとはやるかやらないか。あなた次第です。
やらない人はいつまでもやりません。私も色んな人に瞬間英作文を紹介しましたが、やらない人やりませんでした。本を買った人もいましたが、買ってそれでおしまい。
目の前に英語を話せるようになるチャンスが転がっているのに、本当にもったいないと思います。
ぜひこの機会にそのチャンスをつかんでみてください。
無料ですから!必要なのはやる気だけ!!
自作が面倒くさい人はテキスト買ってでもやってみてください(中古で買えば送料込みで1,000円もしませんので)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。