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大学生でTOEIC900点を取得した人が就職したその後【実録】

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こんにちは、はるパパです。

本記事では「大学生でTOEIC900点を取得した人が就職したその後」について解説します。

とはいえ、私自身、大学生のときにTOEIC900点とっているわけではありません。(笑)

私が大学時代に初めて受けたときのスコアは335点です。(小声)

そんな私は縁あって外資系企業や日系企業大手の海外部門で働く機会を得ました。

そこで出会ったTOEIC900点ホルダーの若者がどのようなキャリアを進んでいるかを紹介します。

本記事を読めば、大学生のうちにTOEIC900点をとることにどのような意味があるのか、その先のキャリアがどうなるのか想像できるはずです。

効果的な勉強方法も紹介していますので、最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

本記事はこんな人にオススメ
  • TOEIC900点を取ったら就職が楽になるのか知りたい
  • TOEIC900点を取ったらどんな可能性があるのか知りたい
  • どうやったら900点取れるのかわからない
  • 日本生まれ日本育ち。海外留学・在住経験なし
  • 学生時代TOEIC300点台から英語を学びなおして900点達成
  • ニューヨーク市場上場外資系企業や日系大手海外部門に転職成功

TOEIC900点のすごさ

まずTOEIC900点がどれくらいすごいのかを確認しましょう。

TOEIC試験を提供する組織ETSは受験者がどのスコアに分布しているかを公開しています。

2022年度の平均スコア・スコア分布は以下の通りです。赤枠の部分をご覧ください。

2022年度の平均スコア・スコア分布

参考:TOEIC公式HP-2022年度の平均スコア・スコア分布

青色の棒グラフの上に「4.2%」とあります。

これは受験者の上位4.2%の人が895点以上≒900点を取得しているということです。

つまり、受験者100人中たったの4人しか到達しない領域なのです。希少性がすごい…

しかもTOEIC試験にお金を払ってまで受験するのは、英語を勉強する意欲がある人や昇進や進学のために必要の迫られている人たち。

そうです、英語学習に熱心な集団が受験しているわけです。

事実、平均点も608点です。

私が初めて受験したときのスコアは300点台だったので、平均点の高さを見たときの衝撃たるや、想像いただけるのではないでしょうか。

そんな英語学習に熱心なグループの中で上位4.2%に入れるのは、世間一般でもほんの一握りということが分かります。

大学生でこのレベルに到達できるのは、かなりすごいと言えます。

大学生でTOEIC900点取ると就職活動は楽

おそらく大学生で900点を持っているのは1%もいないのではないかと思います。

結論、就職活動が楽になるのは間違いありません。

履歴書に書けば当然目立ちます。面接で自分からわざわざ言わなくても、面接官から「すごいね、海外留学でもしたの?」と話題を振ってくれます。

特にグローバル企業や外資系企業へのウケか、起業しましたとか、何かの大会で優勝しましたみたいなキラキラとした経歴がなくてもかまいません。

それくらい大学生のTOEIC900点は破壊力があります。

就職活動がはかどります。

学歴が多少低くても挽回可能

大学時代にキラキラした経験談がなくても挽回できるTOEIC900点。

これは学歴も含めて挽回可能です。

応募者に東大・京大・早慶ひしめく大人気企業であっても、TOEIC900点を取得した人はレア人材です。

超がつく高学歴で「とりあえず、がんばりまっす」みたいな人より、何かに打ち込んで結果を出した人のほうが魅力的ですよね。

大手企業は新たな市場を海外に求めているので、英語の基礎力がある人は常に必要としています。

またTOEIC900点を取れる人は「ちゃんと努力ができる人」と評価されるので超高学歴でなくても、大企業に入るチャンスは大きくなります。

実際、私はそこそこ大きな外資系企業や日系企業の海外部門で働いてきましたが、珍しい大学から来ているなと感じた人はTOEIC900点レベルの英語力がある人が多いです。

学歴を挽回できるチャンスがころがっているわけです。

大学生900点ホルダーが入社したその後

では大学生で900点を取得して入社した人はその後どうなるのかを解説します。

先に答えを言うと、やはり海外赴任や海外の事業部門に配属される傾向が強いです。

ただし、すぐに海外赴任や事業部門に配属となるケースは少ないでしょう。

英語力があっても会社のことや商品・サービスのことを知らないと仕事になりません。

まずは国内市場で知識や経験を身につけてから、海外に関わる職場に異動するパターンがほとんどです。

私の周りの900点ホルダーも、20代後半から30代前半でタイ、ブラジル、フランスに海外赴任しています。

就職するときだけでなく、入社した後もグローバル人材として認定されるということですね。

いずれにしても、キャリアのどこかで海外に関わる部署に異動できるチャンスはあるので安心してください。

900点を取得して入社する際の注意点

このように大学生でTOEIC900点をもっていたら、就職に有利で大手企業から内定をもらえるチャンスも増えます。

ただし、いいことばかりではありません。いくつか注意点もあるので紹介します。

注意点①英語力だけでは海外赴任や海外部門に異動できない

英語力があっても仕事そのものがままならないと、海外赴任や海外の事業部門に異動はできません。

会社は海外事業に優秀な人材をあてたいと考えます。成長の活路は海外にあることが多いですから。

日本語での仕事も十分にできなかったら、海外の重要な案件を任せられないですよね。

いきなり海外赴任や海外部門で働けなくても腐らず、まずは目の前の仕事をしっかりできるようになることが大切です。

TOEICのスコアばかりアピールすると、「薄っぺらいやつ」と思われることもあるので注意しましょう。

注意点②必要以上に英語ができると思われる

TOEIC900点を持っていると「英語がペラペラなんでしょ」と思われます。

もちろんハイスコアを持っていない人に比べたら話せると思います。

でも海外留学経験者や帰国子女でもない限り、TOEIC900点をとっただけで英語は流ちょうに話せません。

あるあるですが、TOEIC900点を持っているにも関わらず、入社後にそれを隠す人が大勢います。

理由を聞くと「そんなに話せないから」「国内で落ち着いて働きたい」というものです。

もし海外に関わる仕事を求めていないのであれば、TOEIC以外の資格にお金と時間をかけたほうが良いでしょう。

注意点③使わないと英語力は低下する

当たり前ですが英語力は日常的に勉強したり、使わないと低下します。

入社したときはTOEIC900点レベルでも、継続的に勉強をしないと維持はできません。

日系企業は特に最初は国内の仕事で下積みをします。場合によっては4-5年は海外部門に異動できません。

特に入社間もないころは仕事に慣れるのに必死で英語に触れる機会が激減します。

私の周りにも大学時代に海外の大学に行っていた人が何人かいますが、「8年間英語に触れていません。」という人もザラにいます。

そんな人が海外部門にくると最初は感覚を取り戻すのに時間がかかるようです。

入社した後も、継続的に英語に触れるよう意識してください。そうしないと英語力は錆びていきます。

大学生でTOEIC900点を目指す理由は何か?

大学生でTOEIC900点を目指す理由は何でしょうか?

いい会社に就職したいから?

将来海外で働きたいから?

なんとなくカッコいいから?

どれも立派な理由だと思います。私はぜひ目指してほしいと思います。

仮に達成できなかったとしても、努力した経験には大きな価値があります。

私のように大学時代に335点しか取れなくて、ショックを受けてそこから英語を学び直すきっかけを得たような人もいます。

それでも今は世界中の仲間と英語を使って仕事をしています。

だから安心して目指してください。

目標に向かって行動することに大きな意味があります。

TOEIC900点を取得するために効果的な勉強法

とはいえ、どうやったらTOEIC900点を取れるのか分からないですよね。

そんなあなたに私が実践した勉強法をお伝えします。

TOEIC600点を基準に勉強法を変えたほうが良いので、2パターン紹介します。

TOEIC600点未満の場合

TOEIC600点未満の場合は、語い力や文法力が足りていない可能性があります。

そのため中学・高校レベルの文法からもう一度総復習したほうがよいです。

「バカにしないでくれ」と思われるかもしれませんが、中学生レベルの語い力や文法力がない限りは、この後紹介する勉強方法の内容が積み上がりません。

以下の記事で基礎からしっかり勉強する方法をまとめています。

参考にしてみてください。

>>>忙しい社会人がゼロから独学で効率よく勉強する方法

TOEIC600点以上の場合

TOEIC600点を突破していれば、中学・高校レベルの基礎的な語い力や文法力は備わっています。

以下の勉強法を実践しましょう。

ずばり、たった3つの教材だけで900点は十分狙えます。

3冊全部買っても6千円くらいなので、英会話スクールなどに通うよりコスパは絶対いいです。

まだ持っていないなら買っておいてください。

 TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

この単語帳は簡単に言うと、著者TEX加藤氏が過去に受講した80回以上ものTOEIC試験に出てきた単語をデータベース化。特に重要な1000語(+フレーズ)を凝縮した渾身の一冊です。

「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」をコンセプトに2012年の3月に発売されました。

最新版は2017年に改訂された版です。

なんと、単語帳としては驚異的なのですが40万部以上売れています。TOEIC受講者の人数を考えると相当な割合の人が使っているのではないかというベストセラー。

「金のフレーズ」の特徴は以下の通りです。

  • 実際にTOEICに出る単語のみで構成
  • 見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語
  • TOEIC600点~990点(満点)を目指す学習者を対象

こちらの単語帳を勉強しましたが、分からない単語にはほとんど出会いませんでした。

一般的な単語帳と英語と日本語の順番が逆なので最初は戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れます。笑

注意点はTOEIC600点以上の学習者を対象としている点です。

まだTOEIC600点以下だったら、ターゲット1900銀のフレーズから始めて基礎的な語い力を身につけましょう。

「金フレ」については以下の記事でもまとめています。

>>>「金フレ」解説記事

TOEIC L&R テスト 文法問題でる1000問

こちらもTEX加藤先生の著書で英語の問題集にも関わらず、50万部を突破しています。

この問題集の最大の特徴、それはリーディングセクションの「パート5(短文穴埋め問題)」に特化していることです。

「金フレ」と同様に何回もTOEICを受験して、テストの後に近くのカフェなどで受けた試験の内容を思い出しながら、頻出する問題を書き出すという荒行をこなされています。

そんな加藤先生が過去の研究をもとにまとめたのが本書です。

本当にテストに”でる”問題だけがまとめられているわけです。

これらTEX加藤先生の二つの本をみっちり勉強するとどうなるか?

どどん!

語い力と文法力アップ

語いと文法のパートは満点でした!

TEX加藤先生、ありがとうございます。

こちらの問題集は以下の記事でもまとめています。

>>>「でる1000」解説記事

公式TOEIC Listening &Reading 問題集

最後に紹介するのはTOEIC公式問題集です。

実際の試験を運営組織であるETSがそのまま問題集として提供してくれています。

一冊で2回分の試験問題を解くことができます。

この問題集を完璧に解くことができれば満点取れるわけです。

変な問題集をやるより、私は公式問題集一本に絞ったほうが良いと考えています。

同じ問題集を何度も繰り返しやるだけです。

正解数からざっくり自分のスコアも分かるので、購入して実力診断するのが良いでしょう。

何度もやると正解を覚えてしまうので、少なくとも2冊、できれば3冊くらいやるのがオススメです。

リスニングパートは慣れてきたら、オーディオアプリで少し早めの音声に慣れると聞き取りやすくなります。

電車で移動しているときに聞くといいでしょう。

「anker(アンカー)」のワイヤレスイヤホンがお気に入り。いつでもどこでも英語音声に触れることが大切です。

で、結果的に900点を突破できました。300点台からここまで来れたのは感慨深いものがあります。

最後に

大学生のうちにTOEIC900点を目指す価値は十分あります。

就職するときも、就職した後に海外赴任したいときも役に立つはずです。

もちろん転職でも有利に働くのは間違いありません。

TOEICはコスパの良い資格試験です。

毎回同じ形式、難易度で何回も受けることができます。

確かに900点は相当高いレベルではありますが、正しい方法で勉強を継続すればいつか乗り越えられる壁です。

大学時代TOEIC300点台の私でも、英語の勉強を継続することで外資系企業で働いたり、日系企業で世界中の仲間と一緒に仕事をしています。

大学生で900点を取ったら、なおさらチャンスは広がるはずです。

本記事があなたの大きな一歩の手助けとなりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

TOEIC900点を取得するメリットをまとめた話もぜひ読んでみてください。

>>>TOEIC900点を取得して人生が変わるのか?