外資系企業の日本法人に外国人は多い?外国人上司・英語事情を6年半の実体験で解説

こんにちは、はるパパです。
外資系企業というと、
「オフィスではいつも英語が飛び交っている」
「外国人の同僚がたくさんいる」
「上司も外国人になる」
そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
私も外資系企業へ転職する前は、同じようなイメージを持っていました。
でも、実際に働いてみると案外そんなことはありませんでした。
私は31歳のときに日系大手メーカーから北米に本社を持つ外資系メーカーへ転職し、その後6年半働きました。
私が働いていた日本法人は100人ほどの規模でしたが、社員の大半は日本人。普段の仕事もほとんど日本語でした。
「えっ?外資系なのに?」
と思うかもしれませんが、実際そうでした。
一方で、海外にいる上司との会議や、海外から出張者が来たときは、一気に英語でのコミュニケーションに切り替わります。
つまり私が働いていた会社では、
普段はかなり日本企業に近い。でも海外とつながる場面では一気に外資系になる。
そんな職場でした。
この記事では、私が100人規模の外資系メーカー日本法人で6年半働いた経験から、
- 外資系企業の日本法人には外国人が多いのか
- 外国人が上司になることはあるのか
- どんな場面で英語を使うのか
- 外国人と仕事をするときに意識したいこと
について紹介します。
外資系企業への転職に興味はあるけれど、
「外国人ばかりだったらどうしよう」
「自分の英語力で大丈夫かな」
と心配している人の参考になればうれしいです。
外資系企業の日本法人に外国人は多い?

まず、一番気になるところからお話しします。
私が働いていた外資系メーカーの日本法人には、外国人はほとんどいませんでした。
「外資系なのに?」
と思いますよね。
でも、日本法人で働いていると考えれば、それほど不思議なことでもありません。
私がいた会社の場合、日本法人の役割は日本のお客様に商品やサービスを提供することでした。
当然、お客様の多くは日本人です。
営業も日本語。
社内の打ち合わせも日本語。
隣に座っている同僚もほとんど日本人です。
日常の仕事だけを見れば、
「ここって本当に外資系企業なのかな?」
と思うくらいでした。
私自身も営業として働いていましたが、普段お客様と話すときはすべて日本語でした。
外国人と英語で話すことより、日本企業のお客様と日本語で話している時間のほうが圧倒的に長かったです。
ここは、外資系企業に入る前のイメージとかなり違いました。
もちろん、これはあくまで私が働いていた100人規模の外資系メーカーの話です。
IT、金融、コンサルなど業界が違えば状況も違いますし、同じ会社でも部署によって外国人の割合は変わります。
なので、
「外資系企業=外国人だらけ」ではない
くらいに考えておくとよいと思います。
外国人上司になることはある?

次に、
「外資系企業に転職すると外国人が上司になるの?」
という疑問です。
私が働いていた会社では、日本で直接仕事をする上司は日本人であることが多かったです。
ただし、その上には外国人の上司がいました。
ここが外資系企業らしいところです。
私がいた会社では、シンガポールがアジア地域の拠点になっていました。
例えば、ある部門の責任者の上司は上海。
別の部門ではシンガポール。
といった具合です。
日本のオフィスに外国人上司が座っているというより、
日本人上司のさらに上に海外の上司がいる
という組織でした。
海外にいる上司とは、電話会議やオンライン会議でやり取りをします。
そのときは当然英語です。
役職が上がるほど海外への報告も増えていたので、英語を使う機会も増えていました。
外資系企業への転職を考えるときは、
「直属の上司は日本人ですか?」
だけでなく、
「その上司は誰にレポートしていますか?」
まで聞いてみると、実際の働き方がかなり見えてきます。
外国人とはどんな場面で仕事をする?
「なんだ。じゃあ外国人とはあまり接点がないのか」
と少し安心しましたか?笑
そんなこともありません。
普段は日本人ばかりですが、外国人と仕事をする機会は結構ありました。
私の場合、大きく3つです。
海外の上司やメンバーとの会議
まずは海外との会議です。
日本だけでは判断できない案件や、海外部門との調整が必要な仕事では、海外メンバーとの会議が入ります。
普段は日本語で仕事をしているのに、会議が始まった瞬間に英語になる。
最初のころは、この切り替えに結構緊張しました。
特に外国人同士が早口で話し始めると、
「ちょっと待って……」
となることもありました。
でも慣れてくると、仕事で使う表現もある程度決まっているので、少しずつ対応できるようになりました。
海外から出張者が来る
私が在籍していたころは、海外から社内のメンバーが定期的に日本へ出張に来ていました。
日本のお客様にプレゼンするために来ることもあれば、社内会議が目的のこともあります。
こういうときは、外資系企業のイメージ通りです。
社内で英語が飛び交います。
自分が担当するお客様に海外メンバーがプレゼンする場合は、私も一緒に英語でコミュニケーションを取ります。
昼間は一緒にお客様を訪問して、夜は一緒に食事。
食事中も英語です。
正直なところ大変なこともありましたが、私はこの時間が結構好きでした。
仕事だけでなく、
「自分の国ではこんな生活をしている」
「日本のここが面白い」
といった話を聞けるからです。
普通に日本企業で働いていたら、なかなかできない経験だったと思います。
海外の研究・マーケティング部門と連携する
外資系企業では、日本法人だけですべての仕事が完結するとは限りません。
私の場合、日本のお客様から出てきた課題について、海外の研究部門に相談することもありました。
海外のマーケティング担当者と情報交換することもあります。
メールだけで済むこともあれば、オンライン会議になることもあります。
つまり、
普段は日本語。でも必要な場面になると突然英語になる。
これが私の働いていた外資系企業の実態でした。

外資系企業では英語がペラペラじゃないと働けない?
外資系企業への転職を考えている人にとって、外国人の人数以上に気になるのが英語ではないでしょうか。
「外資系に入ったら、英語がペラペラじゃないと仕事にならないのでは?」
私も転職前は心配していました。
でも実際に働いてみると、必要な英語力は職種や役職によってかなり違いました。
私の場合、普段の仕事はほぼ日本語だった
私が営業担当だったころは、日本のお客様を担当していたため、普段の仕事はほぼ日本語でした。
海外との会議や出張者対応のときには英語を使いますが、一日中英語を話しているわけではありません。
そのため、
外資系企業だからといって、最初から流暢な英語を話せないと働けないわけではありませんでした。
一方で、部長クラスになると海外との会議や報告がかなり増えます。
役職が上がるほど、英語の重要性は高くなっていました。
英語ができると仕事の幅は広がる
英語ができなくても担当できる仕事はあります。
ただ、英語ができると仕事の幅が広がるのは間違いありません。
海外メンバーとの会議に参加できる。
海外の情報を直接取りにいける。
海外プロジェクトにも関われる。
外資系企業の面白さをより味わえるようになります。
なので私は、
「外資系に転職するには英語がペラペラじゃないとダメ」
というより、
「入社後のキャリアを広げるために英語があるとかなり有利」
くらいに考えるのがよいと思っています。
外資系企業で実際にどのくらいの英語力が必要なのかは、職種や役職によって大きく変わります。
職種別の英語力については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
英語ができないけど大丈夫?外資系企業に入るには業界・職種選びが大事|これから人生研究会

外国人と仕事をするときに意識したい3つのこと
6年半働く中で、いろいろな国の人と仕事をしました。
そこで感じたのは、
外国人とうまく付き合うのに、特別なテクニックが必要なわけではない
ということです。
ただ、私自身が意識していたことはいくつかあります。
① きれいな英語より、伝えることを優先する
英語を話すと、
「文法を間違えたらどうしよう」
「もっと難しい単語を使ったほうがいいかな」
と考えてしまいます。
私もそうでした。
でも仕事で一番大切なのは、
自分が何を伝えたいのか
です。
「私はこう思う」
「これは○日までに必要」
「ここを確認してほしい」
難しい英語を使わなくても、これが伝われば仕事は進みます。
私自身、ネイティブのように英語を話せるわけではありません。
それでも6年半働けました。
② 分からなかったら聞き返す
外国人との会議で一番困るのが、
「今なんて言ったんだ?」
というときです。
最初のころは、
「何度も聞き返すのはちょっと恥ずかしいな」
と思っていました。
でも仕事なので、分かったふりをするほうが危険です。
「もう一度お願いします」
「つまりこういう意味ですか?」
と確認すれば大丈夫です。
これは外国人との仕事に限った話ではありませんね。
③ 「外国人」とひとくくりにしない
この記事の元々のタイトルは、
「外資系企業にいる外国人はこんな人たち」
でした。
でも、6年半いろいろな人と働いた経験から振り返ると、外国人をひとくくりにするのは少し違うなと思います。
よく話す人もいれば静かな人もいます。
細かい人もいれば、おおらかな人もいます。
仕事をどんどん任せる人もいれば、細かくチェックする人もいます。
結局のところ、
外国人だからどうではなく、その人自身を見ること。
これが一番大切だと思います。
外資系企業の人間関係については、別の記事でも詳しく紹介しています。
人間関係は意外とドライじゃない?外資系企業における人付き合いの心得を解説します。|これから人生研究会
外資系企業への転職前に確認しておきたい3つのこと
外資系企業といっても、会社によって環境は大きく違います。
なので転職する前に、実際の働き方を確認しておくことをおすすめします。
① 日本法人に外国人はどれくらいいる?
まず、そのまま聞いてみればよいと思います。
私がいた会社のように、ほとんど日本人という会社もあります。
一方で、外国人社員が多い会社もあります。
「外資系」という言葉だけでは、実際の職場環境までは分かりません。
② 上司やレポートラインはどこにある?
直属の上司だけでなく、
「その上司は誰に報告していますか?」
「アジアの統括拠点はどこですか?」
と聞いてみるとよいと思います。
私がいた会社のように、直属の上司は日本人でも、その先がシンガポールや上海につながっているケースもあります。
ここが分かると、海外とどれくらい仕事をするのかも見えてきます。
③ 英語はどんな場面で使う?
「英語を使いますか?」
だけではなく、
「メールですか?」
「会議ですか?」
「プレゼンもありますか?」
「どのくらいの頻度ですか?」
まで聞いてみることをおすすめします。
同じ「英語を使う仕事」でも難易度はまったく違います。
転職前にここを確認しておけば、
「思っていた仕事と違った」
ということも減らせると思います。

まとめ|外資系でも外国人ばかりではない。英語も職種次第
私が6年半働いた100人規模の外資系メーカー日本法人では、社員の大半は日本人でした。
普段の仕事もほとんど日本語です。
外資系企業に転職したからといって、
「外国人だらけの職場で、朝から晩まで英語」
というわけではありませんでした。
一方で、
- 海外の上司との会議
- 海外からの出張者対応
- 海外部門との連携
といった場面になると、一気に英語になります。
普段は日本企業に近いのに、ときどき急に世界とつながる。
私はそこが外資系企業で働く面白さの一つだと思っています。
外資系企業に興味はあるけれど、
「英語が苦手だから無理かな」
「外国人上司とうまくやれるかな」
と心配している人もいると思います。
でも、会社や職種によって環境はかなり違います。
最初から外資系企業という選択肢を外してしまうのではなく、
外国人社員の割合、上司のレポートライン、英語を使う場面
を転職前に確認してみてください。
イメージしていた外資系企業と、実際の職場は意外と違うかもしれません。
私が6年半働いて感じた外資系企業のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
外資系企業とは?6年半働いてわかったメリット・デメリットと転職前に知っておきたいこと|これから人生研究会
はるパパ









