燃えよ!えいごりまん
英語学び直し

効果ある?『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』やってみた

効果ある?『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』やってみた
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
お悩みまん
お悩みまん
英語を話せるようになりたい。でもどんなに勉強しても英語を話そうとすると言葉出てこない。英語で話すには瞬間英作文が効果的っていうけど、実際のところどうなの?
えいごりまんレッド
えいごりまんレッド
本記事はあなたのこんな疑問や悩みにお答えします。

こんにちは、はるパパです。

本記事は「スピーキング力」(英語を話す力)を向上させる方法に関する内容です。

瞬間英作文の名著『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の実践方法とその効果について解説します。

結論、瞬間英作文はスピーキング力の向上に効果があります。

一生懸命英語を勉強しているのに英語を話せなくて悩んでいるなら試す価値ありです。

私自身、TOEIC800点に到達した時点でも英語は満足に話せませんでした。

英語を話すためには英語を話すための訓練が必要です。

瞬間英作文は独学で英語を話す力を身につけるにはとても優れた方法です。

瞬間英作文とは何か?から始め、実践方法やデメリット・注意点についても解説します。

本記事はこんな人にオススメ
  • 英語を話せるようになりたい
  • 瞬間英作文とはそもそも何か知りたい
  • 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の効果を知りたい
  • 海外留学、海外生活なしの純日本人(実家は食堂で海外無縁)
  • 社会人から英語を学び始め外資系企業や日系大手の海外部門に転職
  • TOEIC800点取っても英語を話せない苦い経験あり

こんな私が解説します。

本当に効果ある?検証『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』やってみた

 

本書は英語のスピーキング力向上に有効です

私は社会人になってから英語を学び直しましたが、なかなか英語を話すことができず悩んでいました。

でも今は英語で会議に参加したり、出張でも英語で現地スタッフやお客さんと会話できるようになりました。

大きなきっかけの一つは本書との出会いです。

本書は2006年に出版されて15年以上もベストセラーであり続けています。シリーズ本も出ておりなんと累計80万部売れています。(参考リンク:森沢先生インタビュー ベレ出版

英語の参考書でここまで売れているってすごいですね。

過去の私と同じように英語の勉強をがんばっているのに英語がいつまでも話せないと焦っているあなたのための解説記事です。

瞬間英作文トレーニングとは?

そもそも「瞬間英作文トレーニング(以下瞬間英作文)」とは何かを解説します。

瞬間英作文は中学で習う程度の文系で簡単な英文をスピーディーに、大量に声に出して作るというものです。

本書は見開きの左側に日本語文が、右側に日本語文に対応する英文が書かれています。

この日本語文を読んで、それを引き金にして瞬間的に英文にする。

これが瞬間英作文です。

頭の中で日本語の文章を簡単に英文に変換する回路を作るためのトレーニングです。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の特長

本書の特長は以下の通りです。

  • 中学レベルの英語の知識があれば取り組むことができる
  • 方法がシンプルで分かりやすい
  • 再現性高く英語を話せるようになる

中学レベルの英語の知識があれば取り組むことができる

本書は文法レベルで3つのパートに分かれています。

パート1は中学生1年生レベルの文法、パート2は中学2年生レベルの文法、パート3は中学3年生レベルの文法です。

各パートも一つの文法に対して一つの見開きがさかれています。

例えば最初のページは”This/That”で「これは/あれは~~です。」というレベルからです。

誰でもできそうと思いませんか?そう誰でもできるんです!

一方で「そんな簡単なことからやるのはかったるいな」って感じる人がいるのも事実。

でもそんな簡単な英語すらも出てこないのなら、迷わず始めたほうが良いです。

方法がシンプルで分かりやすい

方法がシンプルで分かりやすい

勉強方法が驚くほどシンプルです。

簡単な日本文を英文に変換するだけです。

中学1年生レベルから始まるので、文字通り中学生でも取り組めるくらい簡単な方法です。

ちなみに最初の例文はこれ。

これは良い本です。→ This is a good book.

「なめてんのか!」というレベルからのスタートです。

でも最後には話せるようになるから不思議。

再現性高く英語を話せるようになる

私は本書や本書のシリーズをやることで英語を話せるようになりました。

私だけではありません。

自分自身が森沢先生の本のファンになって、周りの人にも紹介しまくっていました。

すると2~3か月すると「効果あったよ」「なんか少し話せるようになってきた!」という嬉しい反応が返ってきます。

Twitterでも瞬間英作文で話せるようになったという人も多いです。

自分だけでなく誰でも再現性高く効果があるのだと思います。

単語や文法を覚えても長文が読めてもリスニングできても話せない

小学生からアルファベットを覚え始めて、中学から本格的に英語を勉強しているのにいまだに英語を話せない。

「なぜなんだ?」

そんなふうに思ったことないですか?少なくとも私は思いました。

中学や高校のテストができても話せない

私にとって英語は得意科目で大学入試の得点源でした。

私が高校生の頃(25年くらい前)はリスニングが今の高校生ほど入試に必須の時代ではなかったので、主に読み書きが主体の勉強です。

大学に入って初めてタイに旅行したとき、さすがにある程度は話せるだろうと考えていました。

ご想像の通り、英語を聞くことも話すこともできず撃沈…

多くの人が同じような経験をしていることでしょう。

TOEICでハイスコアをとっても話せない

そんな苦い経験をバネにして社会人になってから英語を学び直しました。

なんとかTOEIC(L&R)800点に到達。

でも英語で話せと言われたら話せませんでした。

「いや900点はないと話せないじゃない」と思うかもしれませんが、TOEIC(L&R)で900点あっても満足に英語を話せない人は私の周りにも結構います。

一方でTOEIC900点や800点もなくたって話せる人は話せます。

実はこれ英語学習者のあるあるなんです。

あなただけが悩んでいるわけではないので安心してください。

テストができても話せない理由

受験英語やTOEICでハイスコアを獲得したとしても、必ずしも英語を話せるようにはなりません。

理由は簡単です。話す練習をしていないからです。

受験英語は主にリーディングとライティング、TOEICはリーディングとリスニング。

スピーキングは対象外です。

スピーキングを鍛える方法はシンプルです。

「人と話すこと」です。

でもいきなり英語で人話すことは簡単ではありません。そんな機会も簡単には作れないですよね。できれば一人で学習したい。

瞬間英作文は独学でスピーキング力を鍛える方法の一つです。

瞬間英作文トレーニングの実践方法

瞬間英作文トレーニングの実践方法

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の冒頭から実践方法を抜粋します。

トレーニングのステージは3つで本書は第1ステージ

著者の森沢先生は瞬間英作文トレーニングを3つのステージに分けており、本書で学べるのは第1ステージです。

「第1ステージだけ?」と思うかもしれませんが、簡単な会話をするためのスタートラインには立てるのでご安心を。

第2ステージ以降は森沢先生の別の書籍で対応しています(また別記事で紹介します)。

まずは本書に取り組んでください。

瞬間英作文のステージ進行

第1ステージ:中学英語の範囲内で平易な文が文法別に確実にスムーズに作れる

第2ステージ:文法・文型がシャッフルされた文を瞬間的に作れる

第3ステージ:中学英語の枠を超えた様々な文型・構文・表現を駆使できる

ステージ毎にサイクル回し

瞬間英作文トレーニングでは各ステージでサイクル回しをします。

具体的に言うと10の例文を一つのかたまりにして、一つずつ日本語文を英文に変換し音読します。1から10をやったら一つのサイクルが終わります。

これを10~20サイクルやっていきます。正直修行している感があります。

より詳しく解説します。

第1サイクルのやり方

本書のガイダンスでは以下のようにサイクル回しするように書かれています。

第1サイクルのやり方
  1. 日本文を見て英作文
  2. 英文を見て答え合わせ
  3. 英文を口に落ち着ける
  4. 英作文の流し

①まず日本文を見て口頭で素早く英文を作ります。分からなかったらすぐに日本文を見てOKです。

英文を見て自分の英作文と答え合わせします。「どんな英文になるのかな」と問題意識をもって比較することが大切。

③次に英文を何度か声に出して音読します。慣れたら英文から目を話して英文を暗唱します。実際にその英文を自分が話しているような実感をもって暗唱することがポイント。ここが最も大切なステップです。

④10の文それぞれについて①~③ができたら、通しで英作文してみて詰まるところがないかを確認します。

①~④を回せたら第1サイクルは完了です。最初は大変ですが第2サイクル以降はぐっとラクになりますよ。

第2サイクル以降のやり方

第2サイクル以降は以下のステップです。

第2サイクル以降のやり方
  1. 英作文の流し(第1サイクルのステップ4と同じ)
  2. 英文を口に落ち着ける(第1サイクルのステップ3、4と同じ)

熟成サイクル回しへ

まず第1サイクルの4つ目のステップから始めます。ここでできなくても大丈夫。点検作業です。

次に第1サイクルの3つ目と4つ目のステップを行います。実際に話しているような実感をもって暗唱することがポイントです。

5~6サイクルくらいすると「英作文の流し」がスムーズにできます。「もうこれで完成!」と止めてしまってはいけません。

長期記憶にするためにさらに4~5サイクル「熟成サイクル回し」で「英作文の流し」だけをやります。

これにより文型や語彙が長期記憶倉庫へと保存されます。

これで10の文についてサイクル回しが完成です。

次の10の文に移っていきましょう。

瞬間英作文トレーニングの注意点

このように瞬間英作文トレーニングの特徴は「反復練習」です。

脳の性質に基づいた実践的なトレーニング方法といえます。筋トレとほぼ同じ。

非常に効果的な方法ですが、注意点もあるので解説します。

反復練習が退屈

中学生レベルの文章をひたすら音読・暗唱することがこのトレーニングの特徴です。

とにかく地味!反復作業が苦手な人にはかなりきついと思います。

言葉はやはり人と話してなんぼの世界です。

反復練習がつらいという人は瞬間英作文と並行してオンライン英会話や英語カフェなどで誰かと英語を話す機会を作ることをオススメします。

必要最低限の文法の知識・語彙力が必要

教材に使う文は中学レベルの文章です。すでにあなたも過去に学校で習ったものばかり。

でも社会人になってから英語に触れていない人の中には、中学レベルの文法や語彙すらもすっかり忘れていることもあるでしょう。

本書は文法に関する解説がほとんどないので、文法が分からないという場合はまず中学レベルの文法の本を一冊完了させてから始めてください。参考書は以下記事で紹介しているものから選べばOKです。

>>>英語の勉強におすすめの本18選。社会人から学び直しても遅くない。

中学レベルの文法は問題なしという場合は、今すぐ始めちゃいましょう!

本書はこんな人にオススメ

本書はこんな人にオススメです。

一つでも当てはまるようなら、悩む前に始めたほうが良いです。

私自身「社会人になって英語の勉強を始めた時すぐに本書に出会っていればなぁ」と思うほど効果があったので全力でオススメします。笑

本書はこんな人にオススメ
  • TOEICのスコアはある程度あるのに英語が話せない
  • 中学レベルの語彙力・文法力がある
  • 普段英語で話す機会が少ない
  • とにかく最短距離で英語を話せるようになりたい

最後に

英語は勉強していても成果が見えづらい科目だと思います。

コツコツ勉強していて、ある時ポーンと伸びるということの繰り返し。

多くの人がこの急激に伸びる瞬間に立ち会う前に学習をやめてしまいます。

本書もまた「鬼のような反復練習」という点はネックですが、ポイントは「必ず成長できると信じてやり抜くこと」です。

この記事や本書のガイダンス通りにやれば、間違いなくスピーキング力は向上します。

でもコツコツやり続けることができる人、できない人がいるのも事実。

そんな時は英語を話す地域のコミュニティに入ったり、少しお金はかかりますがオンライン英会話で学んだことをアウトプットしてみましょう。それでも月6,000円程度です。

英語は言葉。結局話してなんぼの世界です。

ぜひ英語を学んでキャリアアップにつなげてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!