本記事ではTOEIC900点の「すごさ」をテーマにお話します。
英語学習しているあなた!いつか900点を取ってみたいと思ったことはありませんか?
私はありました。社会人になって英語を学び始めたころから目標にしていました。笑
当時、300点台だったスコアも今や900点を超えています。なんと取得したのは40歳になってからです。
でも実は、30歳くらいで800点になってから10年以上、TOEICの学習から遠ざかっていました。
伸び悩んだこと、子どもが生まれて勉強する時間がなくなったこと、言い訳はいろいろあります…
そんな私でもTOEICのための学習のおかげで英語を使った仕事につき、海外出張もたくさんでき、転職にも活用できました。
TOEICで900点を取得するのは一筋縄ではいきません。心が折れそうになる(実際には折れた)こともあります。でも必ず到達することは可能です。
300点台だった私だって、時間はかかりましたが到達できたんです!
「いつかTOEIC900点を取ってみたい!」というあなたを応援する内容になるような記事を書きたいと思い、今、パソコンの前に向かっています。
TOEIC900点のすごさやメリットを知ることでモチベーションを上げていきましょう!
私が実際に900点を取得するのに使った教材や勉強法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事の筆者は
- 日本生まれ日本育ち。海外留学・在住経験なし
- TOEIC300点台から英語を学び直して900点達成
- ニューヨーク市場上場外資系企業や日系大手海外部門に転職成功
TOEIC900点の「すごさ」を徹底解説
TOEICはビジネス英語のコミュニケーション能力を評価するための標準的なテストです。
特にアジア諸国で多くの企業が採用や昇進の基準としています。
ご存知とは思いますが、このTOEICには2種類のテストがあります。
TOEIC Listening & Reading Test: リスニングとリーディングのスキルを評価します。最高スコアは990点です。
TOEIC Speaking & Writing Test: スピーキングとライティングのスキルを評価します。各セクションでの最高スコアは200点、合計で最高400点です。
本記事ではTOEIC=TOEIC Listening & Reading Testとして解説します。
990点満点のテストで900点を取るというだけでも、そのすごさがわかります。
これからさらに、どれだけすごいのかを徹底解説します!
TOEIC900点のすごさ①100人中上位4人という希少性
TOEIC試験を提供する組織ETSは受験者がどのスコアに分布しているかを公開しています。
2022年度の平均スコア・スコア分布は以下の通りです。
なんと上位4.2%です。
100人中たったの4人しか到達しない領域なのです。希少性がすごい…
しかもTOEIC試験にお金を払ってまで受験するのは、英語を勉強する意欲がある人や昇進や進学のために必要の迫られている人たち。
そうです、英語学習に熱心な集団が受験しているわけです。
事実、平均点も608点ですよ…
私が初めて受験したときのスコアは300点台だったので、平均点の高さを見たときの衝撃たるや、想像いただけるのではないでしょうか。
そんな英語学習に熱心なグループの中で上位4.2%に入れるのは、世間一般でもほんの一握りということが分かります。
TOEIC900点のすごさ②他の資格と比較して分かる希少性
あまりピンと来ないですか?ならば他の資格と比べて、どれだけ難易度が高いかをご説明しましょう。
他の資格を取得する偏差値と比較してみます。
偏差値は以下の計算式で算出できます。
「(個人の点数-平均スコア)÷標準偏差×10+50」
参考として私が受験した23年6月25日午前の平均スコア詳細をこの数式に当てはめてみましょう。
先ほどの計算式に当てはめるとスコア毎の偏差値は以下のようになります。
どどん!
990点 72.8
950点 70.4
900点 67.5
800点 61.5
700点 55.5
600点 49.6
500点 43.6
400点 37.6
300点 31.7
TOEIC900点以上の偏差値は67.5以上という結果でした。
この偏差値を大学の偏差値に当てはめると、東大・京大といった旧帝大や早慶上智に匹敵すると言えます。
国家資格の偏差値は以下の通りです。そうそう簡単に取れるスコアでないことが分かります。
TOEIC900点のすごさ③海外駐在員でもごくわずか
私は海外部門に所属しています。
そのため周りに海外駐在員や元海外駐在員がたくさんいます。
そういった人たちと話していて、たまにTOEICの話になることがありますが900点を取得している人はそうそういません。
帰国子女という人でも900点ない人はザラにいます。(帰国子女も人それぞれですね)
日系企業で海外駐在するための基準にTOEICはよく使われますが、750~800点が一般的な基準です。
そのため900点を取っていれば、海外駐在のための基準は余裕でクリアしちゃいます。
アジア・アセアンへの駐在希望であれば、この点数で無双できます。
TOEIC900点のすごさ④みんながすごいと言ってくれる
このように900点を取得した時点で、希少性がいっきに高まります。
何かの拍子にTOEICのスコアを披露しようものなら、誰もが「すごい!」と言ってくれます。
私も900点を取るまでは、900点ホルダーに対しては素直にリスクペクトの念がありました。
上限が990点なので、すごいとしか言いようがないのかもしれませんが。
仕事や転職で評価されるのもうれしいですが、周りの人に一目置かれるのはまた別のうれしさがありますね。
TOEIC900点のすごさ⑤英会話スクールで教わることはない
TOEIC900点を取ると、英会話スクールに行っても「もはや、ここで学ぶことはない」と実感するでしょう。事実、私は800点くらいの段階でそのように感じてしまいました。
スクールには900点くらいのレベルの人はほとんどいません。
よって、グループレッスンでも他のメンバーとの会話が成立しなかったり、相手が発言するのを待つ時間が増えます。
語い力と文法といった基礎力も、900点レベルになると英会話スクールで学ぶことはなくなります。
唯一、マンツーマンで英会話力を伸ばすという道もありますが、残念ながらコスパはよくありません。
半額以下で英会話を学べるオンライン英会話のほうがよいでしょう。
TOEIC900点取得に必要な時間や勉強法
ここまでTOEIC900点のすごさを存分に実感いただけましたか?
取得にどれくらいかかるのか気になりますよね。
取得に必要な時間や、私が実際に使ってみて役に立った教材や勉強法を紹介します。
TOEIC900点に必要な勉強時間はどれくらい?
結論、平均スコアに近い550点の人が900点を突破するのにかかる時間は900~1000時間です。
以下の表が参考になります。だいたい100点コストを上げるのにかかる時間は300時間です。
なかなか点数が上がらないと焦ることがあるかもしれませんが、誰がやってもこれだけ時間がかかるんだなと思えば少し気持ちが楽になりませんか?笑
これだけの時間をかけられるからこそ、TOEIC900点の希少性は高まると考えられますよね。
TOEIC900点取得のために使った教材
私がTOEIC900点を取得するために勉強した教材を3つ紹介します。
今、仮にTOEIC600点以上あれば、たった3つの教材だけで900点は十分狙えます。
3冊全部買っても6千円くらいなので、英会話スクールなどに通うよりコスパは絶対いいです。
まだ持っていないなら買っておいてください。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
この単語帳は簡単に言うと、著者TEX加藤氏が過去に受講した80回以上ものTOEIC試験に出てきた単語をデータベース化。特に重要な1000語(+フレーズ)を凝縮した渾身の一冊です。
「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」をコンセプトに2012年の3月に発売されました。
最新版は2017年に改訂された版です。
なんと、単語帳としては驚異的なのですが40万部以上売れています。TOEIC受講者の人数を考えると相当な割合の人が使っているのではないかというベストセラー。
「金のフレーズ」の特徴は以下の通りです。
- 実際にTOEICに出る単語のみで構成
- 見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語
- TOEIC600点~990点(満点)を目指す学習者を対象
こちらの単語帳を勉強しましたが、分からない単語にはほとんど出会いませんでした。
一般的な単語帳と英語と日本語の順番が逆なので最初は戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れます。笑
注意点はTOEIC600点以上の学習者を対象としている点です。
まだTOEIC600点以下だったら、ターゲット1900か銀のフレーズから始めて基礎的な語い力を身につけましょう。
「金フレ」については以下の記事でもまとめています。
>>>「金フレ」解説記事
TOEIC L&R テスト 文法問題でる1000問
こちらもTEX加藤先生の著書で英語の問題集にも関わらず、50万部を突破しています。
この問題集の最大の特徴、それはリーディングセクションの「パート5(短文穴埋め問題)」に特化していることです。
「金フレ」と同様に何回もTOEICを受験して、テストの後に近くのカフェなどで受けた試験の内容を思い出しながら、頻出する問題を書き出すという荒行をこなされています。
そんな加藤先生が過去の研究をもとにまとめたのが本書です。
本当にテストに”でる”問題だけがまとめられているわけです。
これらTEX加藤先生の二つの本をみっちり勉強するとどうなるか?
どどん!
語いと文法のパートは満点でした!
TEX加藤先生、ありがとうございます。
こちらの問題集は以下の記事でもまとめています。
>>>「でる1000」解説記事
公式TOEIC Listening &Reading 問題集
最後に紹介するのはTOEIC公式問題集です。
実際の試験を運営組織であるETSがそのまま問題集として提供してくれています。
一冊で2回分の試験問題を解くことができます。
この問題集を完璧に解くことができれば満点取れるわけです。
変な問題集をやるより、私は公式問題集一本に絞ったほうが良いと考えています。
同じ問題集を何度も繰り返しやるだけです。
正解数からざっくり自分のスコアも分かるので、購入して実力診断するのが良いでしょう。
何度もやると正解を覚えてしまうので、少なくとも2冊、できれば3冊くらいやるのがオススメです。
リスニングパートは慣れてきたら、オーディオアプリで少し早めの音声に慣れると聞き取りやすくなります。
電車で移動しているときに聞くといいでしょう。
「anker(アンカー)」のワイヤレスイヤホンがお気に入り。いつでもどこでも英語音声に触れることが大切です。
で、結果的に900点を突破できました。300点台からここまで来れたのは感慨深いものがあります。
TOEIC900点取得に役立った勉強方法
私がオススメするのは「早朝に勉強する」ことです。
すなわち、「朝活」で英語を勉強するのです。
「朝活」はメリットがたくさん。
①勉強時間を確保できる
社会人になると仕事が忙しく、結婚して子どもがいたら自分の時間はほぼありませんよね。
よーく、分かります!
そんなときは朝6時に起きて1時間の勉強時間を確保するのです。
その時間は子どもも寝ています。上司や部下だって電話してきません。
この時間こそ、誰にも邪魔されず集中できる貴重な時間です。
②頭がすっきりしている
目覚めたときは頭がすっきりしていて、勉強には最適な時間です。
脳は朝から晩まで色んな刺激や情報を処理しています。
夕方には情報がパンパンになってしまうので、脳は寝ることで頭の中を整理をしているわけです。
ちらかったデスクとすっきり整理されたデスク、どちらのほうが仕事の効率が良いかというとイメージしやすいです。
夕方に勉強するより、朝勉強したほうがずっと効率が良いのです。
朝時間の生産性は昼時間の6倍あるという専門家もいるほどです。
③習慣化しやすい
毎朝同じ時間に起きて勉強すると習慣化しやすいです。
急な用事も入らないし、まとまった時間がしっかりとれるので勉強したなという満足感も得やすいです。
最初は起きるのがつらいかもしれませんが、慣れてくると目覚まし時計なしでも起きれるようになります。
早く起きて勉強したいと思うようになれば、夜も気持ちよく寝ることができますよ。
私の場合、10年ぶりにTOEICの勉強を再開して900点を取得するのにかかった期間は5か月です。
前半の3か月は朝の1時間を使って「でる1000」を2周くらいやりました。この期間に「金フレ」も通勤時間や普段のすき間時間で暗記しています。
後半の2か月は朝の2時間を使って、ひたすら公式問題集をやっていました。
特にリスニングが苦手だったので、リスニング文章をシャドーイング。
通勤時間は1.5倍速でリスニングパートを聞いて、英語音声に耳を慣らしていきました。
3か月(90日)×1時間+2か月(60日)×2時間=210時間かかっています。
10年前に取得した800点から900点まで約100点を200時間くらいで伸ばせました。
まずまず効率良く勉強できたと思いませんか?
「うーん、それでも200時間かかるのか。。。」と思ったあなた。
残念ながら英語は魔法のように伸びるものではなく、ある程度の訓練は必要です。
TOEIC900点に必要なレベル
次にTOEIC900点はどのくらいレベルなのかを私の実体験も踏まえてご紹介しましょう。
まず前提として900点以上になると、英語レベルはかなりバラツキがあります。
ネイティブレベルの人は余裕で900点以上取れるでしょう。
でも日本生まれ・日本育ち・海外居住歴なしでも十分900点は取れます。実際のところ、英語が話せなくてもとれます。
英語が話せても、話せなくても900点は取れるんです。それがバラつきのように見えます。
ただ共通して言えることは、英単語や英文法の基礎力は完璧に近いレベルと言えます。
大学入試でいうとセンター試験の英語であれば余裕で9割以上得点できるでしょう。
そのため英文法や英単語は「金フレ」「でる1000」で9割くらい分かる・正解できるレベルが必要です。
公式問題集でも9割は正解できないと、本番で900点を取るのは難しいでしょう。
でもこのレベルになると、「100問中、10問もミスしていいんだ。笑」という変にポジティブな感情が芽生えるので不思議です。
あまり期待させてもアレなので、正直にいいますがTOEIC900点をとっても「英語がペラペラ」にもならないし、「映画を字幕なし」でも理解できるわけではありません。
もちろん、できる人はいますよ。私の奥さんも900点ホルダーですが、英語も外国人に褒めてもらえるくらい上手で、映画も字幕なしで楽しそうに見ています。
彼女は本当に英語が好きでマニアの領域です。
そんな人がうじゃうじゃいるのがTOEIC900点の世界です。
TOEIC900点取得のメリットはすごく多い
「TOEIC900点がすごいのはよくわかった」
「でも結構しんどい。。。」
そんなあなたにTOEIC900点を取得したら得られるメリットをご紹介します。
TOEIC900点を突破したら、新しい扉が「ギギギィー」と開きますよ!
さぁ、心のオアシスへようこそ。笑
メリット①昇進や昇給、海外赴任に極めて有利
現代はグローバル社会。あらゆる産業がどこかで世界とつながっています。
そこで使われる言語はもちろん英語。そんな英語を使えるか使えないかで評価が変わるのは当然と言えば当然ですよね。
そして英語ができるかできないかの指標に使われるのは、今のところTOEICです。
よってTOEICスコアが良いと昇進、つまり給料アップにつながります。逆にTOEICが基準点数に満たないと昇進できない企業も存在します。
海外赴任もTOEICで750点以上ないと、そもそも希望すら出せない会社も多いです。
900点あれば、誰が見ても「こいつは英語ができるやつ」認定してもらえます。
メリット②転職活動で非常に高く評価される
大学進学や就職だけでなく、英語力は転職活動でも評価の対象です。
特に大手企業に就職したいのであれば、英語は必須のスキルです。
大手企業=グローバル企業というのは言わずもがな。
同じビジネススキルがある二人のうち、英語力があるほうが選ばれるのは自然ですよね。
特に海外で働いてみたいと思っているのであれば、TOEIC900は転職先企業に対する強力なアピールになるのは間違いありません!
応募できる求人企業も増えるのもメリットです。
メリット③海外出張やアテンドのチャンスが増える
TOEIC900点あると、社内では英語ができるやつ認定されているはずです。
そうなると海外から同僚が来た時のアテンドや、海外出張に行かせてもらえるチャンスが増えます。
お金をもらいながら、タダで英語を使ったリアルな英会話トレーニングができるのです。
しかも、学んだ英語をきちんと仕事に役立てることができるので英語学習のモチベーションも爆上がりです。
そしてもっと勉強しようという、いいサイクルが生まれてきますよ。
メリット④英語を使う仕事の効率が上がる
TOEIC900点を取得すると英語を使った仕事の効率が格段に上がります。
なぜなら、TOEICのテストはビジネスシーンを想定して作られているからです。
TOEICに出てくる単語や表現がそのまま仕事で使えます。
私は日系企業の海外部門に所属していて、日常的に英語を使います。
メールを打つ時も、読むときも、また調べものをするときもTOEICで学んだことが活きてきます。
特にTOEICは200問という大量の問題を処理する必要があり、900点を取得できるレベルになると英語を聞いたり、読んだりするスキルはすごく伸びています。
もちろん、900点を取ったからといっても専門用語などは学ぶ必要はあります。
この領域に達したら、英語を使った仕事の効率はすごく高くなると考えてよいです。
メリット⑤英語学習の効率が圧倒的に上がる
TOEIC900点を取たかると英語学習の効率もすごく高まります。
これまでお伝えしたように、このレベルになってくると語い力や文法力はほぼ完成されています。またリスニングもTOEICのようにはっきりとクリアに話された音声であれば大体聞き取れます。
そのため辞書を引いたり、文法を確かめたり、音声を聞きなおす必要性がグッと減ります。
その時間を新しい単語を覚えたり、ネイティブ特有の表現や発音を学ぶのに充てることができます。
結果、学習効率が高まります。習得する内容もより専門的で高度なものになります。
メリット⑥海外旅行が楽しめる
ここまで仕事や勉強など、ちょっと硬い話ばかりだったのでちょっと息抜きしましょ。
このレベルに達すると海外旅行を存分に楽しむことができます。
なぜなら旅行で話されるレベルの英語はほぼ聞き取れますし、旅行中にみるサインや注意書きもたいてい理解できます。
入国審査で何を聞かれるかな?食事してたら店員さんが「お料理いかがですか?」って聞いてきた、どうしよう…ホテルのチェックインが憂鬱。
こんな気持ちになったりしたことありませんか?
こういった細かいストレスがなくなり、旅行を楽しむことに集中できます!
私は海外旅行は現地の人と話してナンボと思っているので、できる限り話しかけることを心がけています。
英語が母国語でなくてもホテルや観光地の人は英語を話せることが多いので、TOEICで培った英語力で話しかけてみましょう。
ガイドブックに載っていない、現地のおいしいレストランを教えてもらったり、その国の文化や価値観に触れることができますよ。
メリット⑦自分に自信が持てる
最後にTOEIC900点を取れると自信が湧いてきます。
なにせ、100人中たった4人しか到達できないんですよ。
しかも英語学習に熱心な人のグループで、かつ何回でも受けられるテストにも関わらず、それだけ取得が難しいレベルなわけです。
このレベルに達することができたら、英語学習者としては一人前、日本ではトップ層の仲間入りができます。
この自信を胸に次のステップへ進んでいきましょう!人生が変わります。
TOEIC900点は実際のところ本当にすごいの?
ここまでTOEICのすごさやメリットについてお伝えしてきました。
「で、実際のところはどうなのよ。英語は話せるわけ?」
というところを正直にお伝えします。
必ずしも英語は話せるわけではありません!
TOEIC900点取得は「英語学習者としてスタートラインに立った」と思ってください。
「はっ?今までめちゃくちゃすごいって言ってたやん!」
と、つっこみが入りそうですが、実際そうです。
英語学習者の基礎学力は日本でもトップ層です。でもこの英語力、仕事で使えないと意味はありません。
仕事で使えるようになるには、専門用語も覚えていかなければいけません。
これはTOEICでもさすがに網羅されていません。
映画が字幕なしで楽しめるかというと、必ずしもそうではありません。
スラング(ネイティブ特有の言い回し)や文化的背景を理解しないとすんなり聞き取るのは難しいでしょう。
またTOEIC Listening & Readingテストはその名の通り、「聞く力」と「読む力」しか測定できないです。
よって「話す力」や「書く力」を伸ばすには他の勉強をする必要があります。
ただ、こういったより仕事で使える高度な英語力も、土台となる英語力がないと身につけることは困難です。
TOEIC900点になると、英会話スクールやテキストを使った学習は卒業です。
オンライン英会話や仕事で実際に使いながら、さらに英語力を磨いていく段階となります。
ちなみに話す力を身につけたいのであれば、瞬間英作文がオススメですよ。
>>>瞬間英作文とは?
最後に
TOEIC900点の「すごさ」について、少しは伝わったでしょうか?
「自分にはちょっと難しすぎる」「到達してもゴールではないのか…」
そんなふうに感じるかもしれません。
でも語学って終わりがないものだと思いませんか?
それが大変でもあり、魅力でもあります。
必ずしも900点を取得しなくたって、英語を学ぶ習慣を作るだけでも大成功です。
評価してくれる人は必ずいます。
私自身、300点台からのスタートです。そこからコツコツ勉強を始めて、海外出張にいく機会をもらったり、外資系企業に就職したり、日系大手の海外部門で世界中の人と一緒に仕事をすることができています。
実はこれ、900点に到達する前から実現できたことです。
英語学習を始めなければできなかったことです。
今からでも全然遅くないです。必ず「新たな扉」が「ギギギィー」と開く瞬間がやってきます。
さぁ「目覚まし時計」を買いましょう。
違うか!!
TOEIC900点を目指しながら、人生を変えていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!