こんにちは、はるパパです。
ドルツのジェットウォッシャーを使い始めて早6年。ついにチューブが破れて水漏れが発生。
「よくがんばったな」とほめてあげたい気分です。
貯蓄率59%の変態家計の我が家では「じゃ新しいのに買い替えるか」とはすぐになりません。
はるパパの思考回路は以下の通りです。
- 壊れたら自分で直す
- 部品が必要なら取り寄せ交換して直す
- 中古で同じものか後継品を買う
- それでも無理なら買い替える
今回は「①壊れたら自分で直す」というステップで自分で直せないかを試してみました。
結果、修理費用ゼロ、修理時間15分程度で直せることが分かりました。
新品を買い直したら15,000円はかかります(22年12月14日時点)。でも自分で直せれば節約につながり、FIREへの道もぐっと近づきますよ。
本記事の筆者は
- ドルツ ジェットウォッシャーを約6年愛用
- 愛用したジェットウォッシャーのチューブが破れ自分で修理
- かけた費用はゼロ円!
こんな私が解説します。
ドルツのジェットウォッシャーを修理。チューブの破れは自分で直せる
ドルツのジェットウォッシャーを長年使うとチューブがへたり最後は破れます。
破れた場所によっては自分で直せます。しかもかかる費用はゼロです。かかる時間もスムーズにできれば15分程度で完了します。
必要な道具はカッターナイフ、精密ドライバーだけ。ペンチとぞうきんがあるとなおいいです。
チューブはシリコンでできており柔軟で丈夫な作りにはなっています。でも高圧が常にかかっておりいつかはへたります。
調べてみると同じような症状になっている人の多いようです。
修理方法をまとめたので参考にしてみてください。
私の機種はもっともスタンダードな据置型の「EW-DJ61」です(今は後継機種が発売されています)。他のモデルもだいたい同じ構造なので参考になると思います。
ドルツ ジェットウォッシャーのチューブ破れはよくある症状
チューブ破れは長年ドルツのジェットウォッシャーを使うと高い確率で起こる症状です。
使用頻度にもよるかもしれませんが、私は6年ほど使用したある日その時が訪れました。
いつものように「ブウィーン」とスイッチオンするとなぜか洗面所がびちゃびちゃになりました。
最初何が起きたのか分からなかったのですが、よく見ると上の画像の赤矢印のところから水が噴出していました(わかりにくくてすみません…)。
なんとか使い続けたい。余計なお金はかけたくない。
私はそんな想いでグーグル様に教えを乞うたのです。
とあるサイトで修理方法が紹介されており、その通りに実施すると簡単に修理することができました!
そちらのサイトにも具体的な修理方法は掲載されています。
組み立ての情報が少し少なめだったので補足も含めて本記事でまとめてみます。
↓参考にさせていただいた記事。(ありがとうございます!)
>>>パナソニック ジェットウォッシャー ドルツ (EW-DJ61-W)のホース破れを、交換せずに修理する方法
ドルツ ジェットウォッシャーのチューブ破れの修理方法
では実際に修理していきましょう。
まずは症状を確認。
チューブ破れの状態
あらためて症状を説明します。だいたいみんな同じ症状です。
目に見えないくらいの小さい穴が開き、圧力がかかるとそこから水が噴出します。
場所はグリップの手元に近いところ。場所もだいたいみんなこの場所です。
グリップに近いところほどチューブの動きが多いのでへたりやすいものと推測しています。
修理方法はグリップからこの破れたところまでのチューブ(約10センチ)をカッターで切り落とすというもの。
チューブ自体は伸ばすと1メートル以上あるのでこの程度切ったくらいで使用感は全く変わりません。
修理に必要な道具たち
修理に必要な道具はそれほど多くありません。
- カッターナイフ(ハサミでも代用可)
- 精密ドライバー
- ラジオペンチ
- 使い古しの歯ブラシ
- ぞうきん
ラジオペンチがなくてもなんとかなりますが、精密ドライバーは必須です。
もしなければ買っておきましょう。精密ドライバーは今回だけでなく様々なシーンで使えます。
安いものなら数百円。先のアタッチメントを変えられるものを一つ買っておくと、様々な修理に活用できます。すぐに元も取れます。
グリップ部分はバラすと結構汚れがたまっているので、歯ブラシで掃除します。
またバラすときにグリップやチューブ内の水がこぼれるので、ぞうきんがあると安心です。
↓みたいになります…
チューブ破れを修理方法を順番に解説
破れたチューブをカットするためにグリップをバラす必要があります。
その手順を順番に解説していきます。
①グリップのカバーを外す
グリップの上にドーム型のカバーがはまっています。まずこちらをマイナスドライバーで外します。
↓の写真のように溝があるので、そこにドライバーを入れてグッと押し上げる感じでやるとパコって外れます。
外して上から見るとこんな感じ。金属のリング状のバネで止まっています。こちらは後で外します。
最初に背面部分のネジを外します。
グリップの裏を見るとネジが3か所あります(赤丸の部分)。このネジを外します。
ネジはなくならないように紙コップや小物入れ等に保管してください。
このままではカバーを外すことはできません。
先端部分に先ほどお見せしたバネのような留め具がついているので、これを↓の画像のように赤矢印方向へ引き抜きます。
ここが最大の難所です。リングの端をラジオペンチでつまんで引き抜くか、精密ドライバー(マイナス)でひっかけて引き抜きましょう。
ネジを外してカバーの下の方がパカッと開くと、リングを取り外しやすくなりますよ。
バネのように飛んでいくことがあるので注意してください。取った後変形したら指で元の丸い形に直しましょう。
この難所を過ぎればあとはそれほど難しくありません。
外すと↓のような感じ。カビのようなものが…。歯ブラシできれいに掃除しましょう。
これでカバーが外れたのでチューブ連結部分を露出させるため、さらにバラします。
②内部のパーツをバラシてチューブ連結部分を露出
青いプラスティックパーツ(スイッチ部分)をずらすとネジが4つあります。
画像の上側にある3つのネジ(赤丸の箇所)だけ外します(下のネジは外さなくてOK)。
ネジの長さが微妙に違うので戻すときに忘れないようにしてください。
ネジを外すと白のプラスティックパーツが外れます。外してみると…
「目玉のおやじ」みたいなパーツがお目見え。これも外します。
するとバネがあるので、こちらも無くさないよう目玉のおやじと一緒に保管。
ここまでくると白いユニット部分を引き抜くことができ、チューブの連結部分が露出します!(画像では下の4つ目のネジも取れていますが、取らなくてOK)
チューブ連結部分はバネで保護されているので、こちらは指で変形しないように下にずらしてください。
連結部分はラジオペンチでぎゅっと挟んで引き抜きます。
ラジオペンチがない場合、カッターで縦に切り込みを入れることで指でも引き抜けます。
外れると↓のような感じになります。
③裂けたチューブをカット
裂けた部分から少し余裕をもってカッターナイフでカットします。ハサミでもOK。
断面がまっすぐのほうが連結するときに奥までしっかりはまります。
④バラしたパーツ類を清掃
せっかくの機会なので歯ブラシでパーツ類は全部でピカピカにしました!
⑤バラしたパーツ類の組立
後は組立てるのみ!外したのと同じ手順で組み立てます。
ここで注意です。参考サイトでも紹介されていましたが、青のパーツをここでチューブに通すことを忘れないように!(私も実はやらかしました)
本体カバーにチューブを通し、青いスイッチ‐パーツも通します。
カットしたチューブをユニットパーツに連結し(少し力がいります)、バネを元の位置にします。
ユニット先端(水を噴射するノズルと連結するためのパーツ)の白いパーツを以下のように設置します。
バネを戻して(写真撮り忘れたのでバラすときの写真を再掲…)。
目玉のおやじもひっくり返して…
指で押さえながらネジ止めします(3か所)(写真は分かりやすいように本体カバーから一旦外しています)。
本体カバーのネジ穴とユニットの穴を合わせてネジ止めします。
ネジ止めしたら青いスイッチパーツを元の位置に戻します。
反対側のカバーで閉じてネジ止めし(3か所)、リング状の留め具を付けたら完了です!
修理後は以下の通り。チューブの長さもまだまだたっぷりあり使用感への影響はゼロ。
かかった費用もゼロでした。水圧の強さも以前と変わりません。
その他症状の修理方法紹介
ここではチューブが手元で破れた場合の修理方法を解説しました。
チューブが手元ではなくタンク本体に近いところで破れた場合や、チューブ全体がへたった場合はチューブを交換する必要があります。
①チューブを丸ごと交換する方法
チューブを交換する方法は以下の動画を参考にしてみてください。
②グリップを丸ごと交換する方法
少しお金をかける(4,000円くらい)とグリップ自体の交換も可能です(楽天でしか取り扱いないようです)。
交換方法は以下のサイトが参考になります。
>>>ドルツ(EW-DJ61)ジェットウォッシャーの替えホースを発見したので交換してみた!
③新品を買う
ここまでやってみて「もう無理だ…」「この症状ではない」ということであれば、いよいよ買い替えを検討してください。
今は後継機種が出ています。タンクの色が異なる以外はほぼ性能は同じです。
以下の記事にもまとめていますので参考にしてみてください。
>>> 口臭が気になったらドルツのジェットウォッシャー。6年使用した感想。
最後に
本記事の通りやれば誰でも15分程度の作業で修理できると思います。しかもほぼ無料。
もし新品を買い直すことを考えるとコスパはめちゃくちゃいいですよね。
ここでお伝えしたいのは、修理方法だけではありません。
壊れたらすぐに買い替えるのではなく「これ自分で直せるかな?」「ネットで調べたらわかるかな」という思考のクセをつけていただきたいです。
確かに新品を買った方がラクな場合もあります。
でも一度この思考ステップを踏むことで自分で直せることもあります。それによってお金の節約にもつながります。
必要なのはちょっとした道具とやる気のみです。こんな修理を楽しめるようになったらしめたもの。
ぜひお金の貯まる思考法を身に付けて、FIREへの道を歩んでいきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。