外資系企業の休暇制度は?休みは取りやすい?日系企業との違いを解説。

外資系企業に対して、
「給料はいいけど激務なんじゃないの?」
「結果を出さなきゃ休みも取れないのでは?」
というイメージがあるかもしれません。
特に日系企業から外資系企業への転職を考えていたら、休暇制度や有給休暇の取りやすさは気になるところですよね。
「日本の祝日は休みなの?」
「お盆や年末年始はしっかり休める?」
「長期休暇は取れるの?」
という疑問もあると思います。
私はこれまで、
日系企業 → 外資系企業 → 日系企業
と3社で働いてきました。
その中で外資系企業には6年半勤務しています。
本記事では、そんな私の経験を踏まえて、外資系企業の休暇制度や有給休暇の取りやすさ、夏休み・年末年始の休暇事情、日系企業との違いについて解説します。
結論から言うと、私が働いていた外資系企業では休暇はかなり取りやすかったです。
お盆や年末年始に有給をつなげて、2週間くらい休む人も珍しくありませんでした。
ただし、外資系企業ならどこでも同じというわけではありません。
業界や会社、部署によってもかなり違います。
この記事では「私が働いていた外資系メーカーではどうだったか」という実体験を中心にご紹介します。
有給休暇も福利厚生の一部と考えれば、休暇制度を知ることはとても大切です。
転職前の参考にしてみてください。
この記事はこんな人にオススメ!
- 外資系企業の休暇制度を知りたい
- 外資系企業で日本の祝日が休みなのか知りたい
- 夏休みや年末年始に長期休暇が取れるか不安
- 外資系企業は有給休暇を取りやすいのか知りたい
- 日系企業との違いを知りたい

外資系企業の休暇制度
まず、外資系企業だからといって、日本で働いているのにすべて海外本社のルールになるわけではありません。
日本国内の事業場で働く場合、外資系企業であっても原則として日本の労働基準法が適用されます。
厚生労働省も、外国籍の会社であっても日本国内に所在する事業場であれば、労働基準法が適用されると説明しています。
そのため、有給休暇などの基本的なルールについては、日系企業と外資系企業でまったく違うというわけではありません。
外資系企業でも日本の祝日は休み?
これは会社の年間休日カレンダーによります。
私がいた外資系メーカーでは、
土日休み+日本の祝日休み+有給休暇(Paid Holiday)
という形でした。
日本の祝日にあたる日もしっかり休みです。
アメリカ本社が働いているからといって、日本法人まで出勤するわけではありません。
私がいたのはメーカーなので土日もしっかり休みでしたが、小売やサービス業などでは土日・祝日に勤務する会社もあると思います。
これは日系企業でも同じですね。
つまり、
「外資系だから日本の祝日は休みではない」
と心配する必要はありません。
ただし、祝日を会社休日としているかどうかは会社によって違うため、年間休日や休日カレンダーは転職前に確認しておきましょう。

私がいた外資系企業にはSick Leaveもあった
私がいた外資系企業では、
- 結婚
- 子どもが生まれたとき
- 身内が亡くなったとき
などには慶弔休暇を取ることができました。
さらに、病気休暇制度(Sick Leave)もありました。
Sick Leaveは、体調不良などの際に通常の有給休暇とは別に使える休暇です。
もちろん、こうした制度がすべての外資系企業にあるわけではありません。
会社によって休暇制度はかなり変わります。
転職サイトの求人情報だけで分からなければ、転職エージェントを通じて確認しておくと安心です。
休暇制度は重要な福利厚生の一つなので、軽視してはいけません。
個人的には、給料の一部くらい大事なことだと思っています。
外資系企業の夏休み・お盆休み・年末年始の休暇事情
次に気になるのが、
「外資系企業に入ったら、お盆休みや正月休みがなくなってしまうの?」
という点です。
これも会社によります。
ただ、少なくとも私が働いていた会社では、長期休暇もしっかり取ることができました。
外資系企業の夏休み・お盆休みは?
欧米には日本のお盆と同じ習慣があるわけではありません。
その代わり、私が仕事をしていた欧米のメンバーは、7月から8月になると各々が好きなタイミングで有給を使って長期休暇を取っていました。
担当者にメールを送ったら、
「2週間休暇中です」
なんてことも普通にあります。
そのせいで、この時期は仕事が進みません。
でも、誰もあまり気にしません。笑
最初は、
「こんなに休んで大丈夫なの?」
と思いましたが、働いているうちに慣れてきました。
一方、日本の外資系企業では、長期休暇を取る場合は有給休暇を組み合わせるケースもあります。
幸い、私がいた会社では夏季休暇が有給休暇とは別に3日付与されていました。
そこに有給休暇をつなげれば、1週間以上休むこともできます。
私の周囲では、お盆の時期などに2週間ほど休む人もいました。
もちろん、全員が長期休暇を取るわけではありません。
仕事の状況によっても違います。
ただ、少なくとも私がいた会社では、
「こんなに長く休んだら周囲にどう思われるだろう……」
という空気はあまりありませんでした。

外資系企業の年末年始・クリスマス休暇は?
年末年始も基本的な考え方は同じです。
私がいた会社では、12月31日から1月2日までは会社の休日でした。
その前後に有給休暇を組み合わせて、長期休暇を取る人もいました。
海外のメンバーはクリスマス前後から長期休暇に入る人も多く、この時期になると海外との仕事もだんだん進まなくなります。
これも外資系企業に入って最初は戸惑ったところです。
一方、グローバルに事業を展開している会社では、それぞれの国や地域に合わせて休日カレンダーを設定しているケースがあります。
日本なら日本の祝日、中国なら春節など、現地の制度や習慣に合わせて働くイメージです。
そのため、
「外資系だから海外本社とまったく同じ休日になる」
とは限りません。
日本法人で働くのであれば、日本法人の年間休日を確認するのが一番確実です。
外資系企業は有給休暇を取りやすい?
休暇制度そのもの以上に、私が外資系企業で大きな違いを感じたのが、有給休暇を取るときの雰囲気です。
日系企業では有給を取るのに少し気を使っていた
私が新卒で入社した日系企業では、有給休暇を取りづらい雰囲気が多少ありました。
みんなと一緒にプロジェクトを回しているのに、
「自分だけ休んでいいのかな……」
と不安になることもありました。
結果、
休んでいるのに気持ちが休まらない……。
気を使って適当な理由をつけて休みを取るなんてこともありました。
今思えば、有給休暇なのだからそこまで気にする必要はなかったのですが、当時はそんな雰囲気を感じていました。
外資系企業では「休むこと」が特別ではなかった
でも、私が働いていた外資系企業では少し違いました。
上司に、
「来週、お休みをいただきます」
と言うと、
「いいね、どこか行くの?」
「おっ、海外?楽しんできてね!」
という感じ。
休暇取得ウェルカム!
という雰囲気が私は好きでした。
「なぜ休むの?」
と理由を細かく聞かれることもほとんどありませんでした。
海外の同僚を見ていても、仕事をするときはしっかり仕事をしますが、休むときはしっかり休む人が多かったです。
家族との時間やプライベートを大切にしている人も多く、
「休暇を取ることは特別なことではない」
という感覚がありました。
もちろん、これはあくまで私が働いていた会社で感じたことです。
外資系企業でも、業界や会社、部署、上司によって休みやすさは変わると思います。

日本の有給休暇取得率は66.9%まで上昇
以前のこの記事では、
「日本の有給取得率は50%くらい」
と紹介していました。
ただ、この数字は現在では古くなっています。
厚生労働省の「令和7(2025)年就労条件総合調査」によると、2024年の年次有給休暇は、労働者1人あたり平均18.1日が付与され、そのうち平均12.1日が取得されています。
有給休暇取得率は66.9%です。
これは1984年以降で過去最高となっています。
日本でも有給休暇は以前よりかなり取りやすくなってきていることが分かります。
一方、厚生労働省の調査では、約4割の労働者が有給休暇の取得に何らかのためらいを感じているという結果もあります。
理由として、
「周囲に迷惑がかかると感じる」
「休んだあとに仕事が忙しくなる」
といったことが挙げられています。
私自身の経験からも、これはよく分かります。
有給休暇が何日あるかだけではなく、
「実際に休んでも大丈夫と思える雰囲気があるか」
はかなり重要です。
外資系企業へ転職するときにも、有給休暇の日数だけでなく、社員が実際にどのくらい休んでいるのかを確認してみるとよいでしょう。
日系企業でも海外部門は休みを取りやすかった
私は外資系企業を退職して、現在は日系企業で働いています。
転職するときは、
「また休暇が取りにくくなるのかな」
と少し考えていました。
でも、実際にはそんなことはありませんでした。
理由の一つは、配属されたのが海外部門だったからだと思います。
職場は日本ですが、海外の事業管理をする部門なので、海外の動きが止まるとこちらの仕事も減少します。
そのため7月から8月のサマーバケーションシーズンは、比較的休みが取りやすいです。
また、上司や同僚には海外赴任経験者も多く、長期休暇に対する抵抗があまりありません。
仕事もしっかりやるけれど、家族との時間も大切にする。
そんな人が多いので、有給休暇や長期休暇を取るのにもそれほど気を使いませんでした。
以前の上司は、率先して夏休みや年末年始に2週間くらい休んでいました。
上司がこれだけ休んでくれると、部下も非常に休みやすいです。笑
この経験から、
「外資系だから休みやすい、日系企業だから休みにくい」と単純に分けるものでもない
と感じています。
会社や部署、そして上司の考え方による部分もかなり大きいです。
外資系企業へ転職する前に確認したい休暇制度
外資系企業へ転職するときには、年収や仕事内容に目が行きがちです。
もちろん、それらも大切です。
でも、実際に働き始めると休暇制度や休みやすさもかなり重要だと感じます。
転職前には、少なくとも次のような項目を確認しておくことをオススメします。
- 年間休日は何日あるか
- 日本の祝日は休みか
- 有給休暇は何日付与されるか
- 入社直後から有給休暇を使えるか
- 夏季休暇は別にあるか
- 年末年始は何日休みか
- Sick Leaveなどの特別休暇があるか
- 長期休暇を取る社員が実際にいるか
特に私が確認してほしいと思うのが、
「制度として休めるか」ではなく、「実際に休んでいる人がいるか」
です。
有給休暇が20日あっても、誰も取っていなければ意味がありません。
逆に、上司が率先して休んでいる会社なら、部下もかなり休みやすくなります。
求人票を見ても分からなければ、転職エージェントに、
「この会社は長期休暇を取る人がいますか?」
「有給休暇は取りやすい雰囲気ですか?」
と聞いてみてもよいと思います。

外資系企業の休暇制度まとめ|外資か日系かより「休みやすい文化」が大切
私が6年半働いた外資系企業では、とても休暇を取りやすかったです。
有給休暇を取ることも特別ではなく、お盆や年末年始に有給をつなげて長期休暇を取る人もいました。
一方、現在働いている日系企業でも、私は比較的自由に休暇を取ることができています。
結局のところ、
「外資系だから休みやすい」というより、「休んでも大丈夫という文化があるか」が大切
なのだと思います。
外資系企業といっても会社によって雰囲気はかなり違います。
「外資系なら絶対に休みやすい」と思い込まず、
- 年間休日
- 有給休暇
- 夏休み
- 年末年始
- 特別休暇
- 実際の有給取得状況
などを転職前に確認しておきましょう。
休暇制度は重要な福利厚生の一つです。
年収が少し高くても、まったく休めなければ長く働くのはしんどいですよね。
反対に、しっかり働いて、しっかり休める会社なら、家族との時間や自分の時間も大切にできます。
仕事は人生の一部です。
だからこそ、給料や肩書だけでなく、「自分がどんな働き方をしたいのか」も大切にしながら会社を選んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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