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最新版「金のフレーズ」をレビュー。最短でTOEICスコアアップ!

最新版「金のフレーズ」をレビュー。最短でTOEICスコアアップ!
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お悩みまん
お悩みまん
金のフレーズってよく使っている人いるけど、どんな単語帳なの?本当にTOEICのスコアアップに効果あるの?とにかく試験まで時間がないよ…

こんにちは、はるパパです。

本記事ではこんなあなたの疑問やお悩みにお答えします。

TOEICに向けて学習するのであれば、誰もが知っている単語帳「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(最新版)についてレビューします。

私は単語帳においては「ターゲット1900」派でした。でもあまりに評判が良いので満を持して金のフレーズを使ってみました(2017年発売された版が最新版です。2023年2月時点)。

実際に使ってみて感じた一番のメリットは「時短」。これに尽きると思います。

とにかく早くTOEICのスコアを上げたい、、、

そんなあなたにぴったりの単語帳です。

いいところばかりではなく、注意点もレビューしているのでぜひ参考にしてみてください。

本書籍はTEX加藤氏が執筆されていますが、姉妹書籍の「でる1000」もTOEICスコアアップに効果的です。

こちらのレビュー記事も参考にしてみてください。

>>>TOEICスコアアップに最適「でる1000」やってみた感想

本記事の筆者は

・社会人から英語を学び始め外資系企業や日系大手の海外部門に転職

・本記事執筆時点840点→金フレでTOEICの語い力パート満点(900点獲得)

・高校時代に別の英単語長ターゲット1900はマスター済

最新版「金のフレーズ」をレビュー。最短でTOEICスコアアップを目指そう

 本記事は最新版「金のフレーズ」という名の単語帳のレビュー記事です。

これなら最短でTOEICのスコアアップが可能です

では「金のフレーズとは何か?」というところから、始めたいと思います。

「もう脊髄反射レベルでそんなこと分かっている」という場合は、このパートは読み飛ばしてください。

TOEIC対策用単語帳「金のフレーズ」(最新版)とは?

この単語帳は簡単に言うと、著者TEX加藤氏が過去に受講した80回以上ものTOEIC試験に出てきた単語をデータベース化。特に重要な1000語(+フレーズ)を凝縮した渾身の一冊です。

「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」をコンセプトに2012年の3月に発売されました。

なんと、単語帳としては驚異の40万部売れています。TOEIC受講者の人数を考えると相当な割合の人が使っているのではないかというベストセラー。

本書は2017年1月に改訂された最新版です。(23年2月時点)

改訂内容は以下の通りです。

  1. 見出し語・フレーズの改訂
  2. 多義語・定型表現等の増幅
  3. 解説・索引の充実
  4. 発音記号の追記

旧版よりさらにスコアアップに直結する、「TOEIC度100%」の中身の濃い一冊になったと、著者として自信を持って言えます。‐本書 「はじめに」より抜粋

とにかく「TOEIC度100%」、このワードに著者の潔さと本気度を感じます。

「TOEICに全フリした単語帳を作ったら、こうなった」という一冊です。

「金のフレーズ」(最新版)の特徴

「金のフレーズ」の特徴は以下の通りです。

  • 実際にTOEICに出る単語のみで構成
  • 見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語
  • TOEIC600点~990点(満点)を目指す学習者を対象

それぞれ解説します。

実際にTOEICに出る単語のみで構成

本書のコンセプトであり最大の特徴です。

著者のTEX加藤氏が80回以上の試験を受け、試験直後に近くのカフェで正解に繋がる重要語句や印象に残ったフレーズをまとめた「TEXファイル」をベースに作成されています。

かなりの英語マニア…、いやTOEICオタク!(失礼)

、、、とにかくすごい!

手作り感がハンパないですが、最新版に改訂する前に受験した7回の試験はいずれも満点(990点)を取得されており、かなり信頼性は高いです。

最新版では旧版から単語を200語入れ替えて収録されており、最新の傾向に沿った内容となっています。

参考書は一度買ったら長期にわたって使用するので、安心して勉強できるものを選びたいですよね。

見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語

見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語

最初にこの単語帳を開いて「あれっ?なんか違う」と感じました。その原因はこの日本語訳と英文の配置でした。

ターゲット1900をやりこんだ私的には少し違和感。

ターゲットだと下の画像にあるような配置です。これが通常の単語帳というイメージ。

そう、左に英文、右に日本語訳というのが一般的。

ターゲット1900

特に明確に理由は示されていませんが、本書はフレーズで覚えることを重視しているからだと思います。

単語はそれ自体が複数の意味を持っていることが多く、文脈で意味が変わります。本書の優れている点は単語だけでなく、フレーズまでもTOEICに出やすいパターンから抽出されたもの。

フレーズとして覚えたほうが合理的であるということが、この配置の理由でしょう。

またフレーズとして覚えたほうが、頭の中で言葉の意味をイメージで覚えることができ記憶に定着しやすいのです。

もちろん従来の単語帳と同じ使い方もできます。

赤の目隠しシートが付属しているので、それで左側のページを隠せば英単語から意味を回答する勉強方法が可能です。

TOEIC600点~990点(満点)を目指す学習者を対象

本書はTOEIC600~990点(満点)を目指す学習者を対象とした書籍です。

以下が全体の構成です。

  1. 600点レベル 助走の400語
  2. 730点レベル 加速の300語
  3. 860点レベル 飛躍の200語
  4. 990点レベル 頂点の100語

これら全部合わせて1000語です。

これに”Supplement”(補足)として簡単な単語だけども、TOEICでは頻出する単語や言い回しをまとめたものが5パートあります。

非常にコンパクトにまとまっています。これらを覚えるだけでスコアアップするのであれば、多くの学習者に支持されるのは納得です。

私はTOEIC840点で本書を始めて勉強したとき、600点、730点レベルはほぼ知っている単語でした。

860点レベルになると7割、990点レベルは1割くらいまで落ちたので、単語のレベル設定は妥当だと感じました。

「金のフレーズ」(最新版)のメリット5選

本記事をまとめるにあたり、様々な利用者レビューを確認しました。

レビューをまとめると主なメリットは以下の5つです。

  1.  とにかく単語が試験にでる
  2. レベルごとに単語が分かれていて勉強しやすい
  3.  フレーズ(例文)がコンパクトで覚えやすい
  4.  コスパ・タイパが良い
  5.  コラムが面白い

一つずつ解説します。

 ①とにかく単語が試験にでる

最も大切なこと。それは勉強した内容が試験にでることです。

本書が40万部ものベストセラーになった一番の理由はこれです。

TOEIC900点レベルの人が本書を推薦しまくっています。本書に掲載されている単語や似たフレーズがとにかく試験にでるからです。

本書で学習してからTOEICで知らない単語が片手以下(5個以下)になったという人もいるくらい網羅性が高いです。

もちろん本書の想定ユーザーは600点以上を目指す学習者なので、本当に基礎的な単語は学習できている前提なので、そのまま鵜呑みにしてはいけません(後述します)。

でも勉強した内容がでるということは、大きなメリットですよね。

2017年に最新版に改訂される際に200語程度を入れ替えられています。より最新の出題傾向に沿った内容になっています。

TOEICは本当に時間勝負。一つでも分からない単語があると、無駄に時間を消耗したり、正解だったとしても試験中ずっと不安になりますよね。

知らない単語が減らせるというのは、時間が足りなくなりがちなTOEICにおいて、すごくメリットがあることなのです。

レベルごとに単語が分かれていて勉強しやすい

先ほど本書の特徴のパートで説明したように、本書は目指すスコア(600点、730点、860点、990点)によってパートが分かれています。

勉強しやすく、時短になります。

ハイレベルなパートの単語はやはり見たこともない単語もあり難しい。すなわち記憶する力を消耗します。

でも600点を目指すのであれば、極論最初の400語だけ覚えれば良いのです。比較的単語も簡単です。

何より余計な学習をしなくてよいので、時短になります。

「残り3か月で600点取らなきゃ!」という場合は、目指すスコアのパートまで学習すればよいのです。他の時間はリスニングや長文問題の学習にあてることができ効率的です。

③フレーズ(例文)がコンパクトで覚えやすい

フレーズ(例文)がコンパクトで覚えやすい

上の画像をご覧ください。

上から2つ目”brief”という単語であれば”a brief report”

その下の方にある”complex”という単語であれば”a sport complex”

どれも例文(フレーズ)が短いのです。

しかもTOEICででてきそうな絶妙なフレーズです。これを丸ごと覚えてしまえば単語の意味をイメージで覚えることが可能です。

これもまた試験中に助かるメリットです。

従来の単語帳の覚え方だと、「英単語→日本語訳→文脈から意味を調整→イメージで理解」という作業を頭の中でする必要があります。

でもフレーズで覚えたら、「英単語→イメージで理解」というように間の思考プロセスを省略できます。

結果、リスニング、文法問題、長文問題を解くスピードがアップします。

④コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスが良い

本書はコストパフォーマンス(コスパ)とタイムパフォーマンス(タイパ)が極めて良いです。

タイパはすでにお伝えしたように、「これだけ勉強すればよい」という点が明確になっており必要なパートを必要な文だけ勉強すればよいのです。しかも試験にでる。

コスパについては、これだけ濃ゆい内容なのに税込みで1000円しません。

ちょっとしたランチ分の費用で、スコアアップできたらコスパ最高です。

スコアアップによって将来期待できる昇給や転職による年収アップに比べたら、大した金額ではありません。

⑤ コメントが面白い

勉強が好きな人って多くないと思います。しかも単語の暗記とかかなり修行感ありますし…

本書は著者TEX加藤氏のコメントがちりばめられています。それが面白く勉強している間、ちょっとほっこりさせてくれます。しかもイメージを作りやすくなり、記憶に定着しやすいのです。

例えば”definitive”(決定版の)という単語であれば、「この本がそうなればいいのですが。」とコメントされています。

「あー、なるほど、そういう使い方なのか!」と本書がTOEIC向け単語帳の決定版となるよう著者が願っている姿をイメージしながら記憶できます。

金のフレーズ コメント例

他にも”portion”(部分)という単語。チケットの半券を表すシーンで使われています。

金のフレーズ コメント例

TOEICの世界観っていう発想が面白い。「そうそう!確かにTOEICでチケットの半券のくだり、めっちゃでる!」と何度かTOEICを受けている人なら思い浮かべるはず。

そうTOEICの世界観ってありますよね。この単語帳が優れているのはその世界観の中で、その単語がどのように使われるかまで研究されていることです。

本当によくできた単語帳だと思います。

音声を無料でダウンロードできます

朝日新聞出版ホームページ

参照元:朝日新聞出版 公式ホームページ

これまでお伝えしたように、この単語帳はメリットがたくさん。

でもそれだけではないのです。

音声ダウンロードが無料です。

「…  え?、無料」

本を買わなくても無料。「嘘だろ!?」と最初思いましたが間違いなく無料です。

単語は単語帳で覚えるだけでなく、音声があるとリスニングパートのスコアアップにつながるので、必ず音声も一緒に覚えるようにしましょう。無料ですからね。(しつこい笑)

この英語音声もとてもよくできていて、英単語→日本語例文→英語例文→英語例文の順番で音声が流れます。

移動中にイヤホンで聞き流すことを想定し、英語例文は一度で聴き取れなくても大丈夫な設計になっています。

実はアプリもあり、そこからも音声を無料でダウンロードできます。

「abceed(エービーシード)」というアプリです。ダウンロードは無料です。

アプリ学習もできるようになっていて、そちらは有料です。

でも音源だけでよければ、無料!(以下からダウンロードできます)

AI英語教材 abceed-TOEIC ®・英検 ® 学習に

AI英語教材 abceed-TOEIC ®・英検 ® 学習に

Globee Inc.無料posted withアプリーチ

 

900点以上取得している人もオススメ

この単語帳はTOEIC600~990点を取得する人に向けて設計されています。

正直、TOEICを過去何度も受験している私からすると満点も目指せるのにここまでコンパクトに収まっているのは驚異的です。

確かにTOEICの高得点ホルダーの人は、この単語帳結構使っています。

私もTOEIC900点を目指していますが、以下の動画はとても参考になります。分かりやすくTOEICの勉強法が分かります。しかも、ふんわりした雰囲気ですごく癒されます。

配信者さんは930点を取得されていますが、単語帳は金のフレーズだけでよさそうです。

「いや、別に990点までは目指していないよ…」というあなた。

大丈夫です。レベル別にパートが分かれているので目指すレベルのところまで勉強すればOKです。

購入する前に

ここまで読んでいただき「なんか、いいかも!」って思っていただけたら嬉しいです。

でも、一旦深呼吸しましょう。注意点があります。

これまで何度もお伝えしましたが、本書はTOEIC600点から990点(満点)を対象にしています。

現時点でTOEIC500点前後の実力がないと、本書はレベルが高すぎるということになります。

TOEICを受けたことがない場合は、事前に以下の方法でチェックしてみてください。

朝日新聞出版ホームページ

参照元:朝日新聞出版 公式ホームページ

赤枠のところを見てください。「TOEIC 基本単語200のファイルはこちら」というところにPDFファイルがあります。

こちらに収録されている単語のうち半分以上分からない場合は、単語の基礎力に不安があります。

そんな場合は、本書を勉強する前に別の単語帳で基礎力を上げることをオススメします。

実は同じシリーズに「銀のフレーズ」というものがあります。まだ基礎力が足りない場合は、こちらから勉強してみてください。

ちなみにこちらも音源は無料!

最後に

私は本記事執筆時点でTOEICのスコアは840点。それも10年以上前に取得したものです。

当時は「金のフレーズ」は出版されていませんでした。

何を誤ったか、IELTSという試験の単語4400語なんてものを勉強したこともありました。

必死に覚えたのにTOEICのスコアは上がりませんでした…

試験が異なるので当たり前と言えば、当たり前です。

金のフレーズで勉強しておけば、今頃900点取れていたのかなって思います。

いや、後悔している場合ではありません!私も勉強を再開することを宣言します。

ぜひ一緒にTOEICの勉強をして高得点を目指しましょう。

就職、昇進、転職、まだまだTOEICのスコアは能力を測る指標として活用されています。

最短距離で高得点を取得して、収入アップのチャンスをつかみ取りましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

たった1000円で時短できます。ぜひ試してみてくださいね。