英語を勉強するすべての人がぶつかる問題。
それはモチベーションの維持です。
やり始めた時はあんなにやる気があったのに、何でこんなに勉強するのが億劫なんだろう…
本当に自分の英語力は伸びているのだろうかと心配になりますよね。
今までかけてきた時間が無駄になってしまうのではないかという焦りも出てきます。
実は英語を勉強する人はみんなモチベーションが下がる時期を経験しています。
この時期を乗り切れるかどうかが、英語をマスターできるかどうかを左右するといっても過言ではありません!
しかも、モチベーションが下がるのにはちゃんと原因があります。
その原因を知らず気合だけで乗り切ろうとすると間違いなく挫折します。
本記事では英語を勉強するモチベーションが下がる理由とその対処法を詳しく解説します!
英語を勉強するコツはいかに継続するかですよ。
モチベーションとは?
英語を勉強するモチベーション維持について考える前に、まず「モチベーション」とは何かを確認してみましょう。
〘名〙 (motivation) 動機づけのこと。個体の行動を引き起こす動因。また、そういう動因を与えること。動機づけの動因としては欲求、均衡の破れた状態、または緊張状態などが考えられている。学習指導の場合は、学習意欲をかきたてること。特に、導入の過程で関心を引き出すことをいう。
つまり「モチベーション=動機づけ」のことです。
なぜ英語を勉強しようと思ったか、思い出してみてください。
「学校のテストでいい点数を取らないといけなかった。」
「昇進の条件になっている」、「転職で有利だ」
「海外旅行を思いっきり楽しみたい」
「単に英語をペラペラ話せたらかっこいいから」
などなど…
動機となる理由は様々あると思います。
もし今あなたが英語を勉強しようと思った理由を思い出すのに少しでも時間がかかったら、その動機が徐々に薄れている証拠かもしれません。
次にこのモチベーションが低下する理由と維持する方法について解説いたします。
英語の勉強にはモチベーションの維持が大事
英語を勉強して習得するには一定の時間が必要です。
英語をマスターするには2,000~3,000時間はかかると言われます。
中学・高校の英語の授業時間が合わせて800時間程度なので、かなり長い時間がかかることが分かりますね。
マスターするほどのレベルでないにしても、ある程度のレベルになるには時間がかかる英語の勉強。
だからこそモチベーションの維持がカギになります。
でも誰もがあなたのようにモチベーションの低下に悩んでいるんです。
逆に言うとモチベーションをコントロールして維持できれば、確実に英語力を高めることができ周囲に圧倒的に差をつけることができます。
英語の勉強でモチベーションが下がる理由
誰もがモチベーションの低下に悩んでいるとお伝えしましたが、実は下がってしまう理由があります。
理由が分かれば対処もできますよね。
一つずつ解説していきます。
英語を勉強する目標/ゴールが不明確
英語を学習する目標が明確でないことが一番の原因です。
あなたの目標は「英語を勉強すること」ではなく、英語を勉強して「評価されること」、「いい会社に転職すること」、「海外旅行を楽しむこと」ですよね。
英語を勉強し始めた動機の源をたどりましょう。
「つべこべ言わず毎日英語を勉強すればいいんだ」と意気込んでしまう気持ちもよく分かります。
でもその先にある目標を明確にしておかないと鋼の心を持った人以外はやる気を保てません。
英語の勉強方法・レベルが自分に合っていない
よくやってしまうのが自分の身の丈を超えた教材を選んでしまって自爆するパターンです。
目標がクリアになっていても、その目標の難易度が高すぎたら英語の勉強を続けていくことが苦痛になってしまいます。
実は私、TOEICが300点台後半のときにアルクのヒアリング1000時間マラソンに挑戦しました。
この教材は中・上級者向けの内容ですが、変な自信を持っていた私は無謀にもチャレンジして、さっぱり音声が聞き取れずショックを受けた苦い思い出があります。
よく海外ドラマを字幕なしで見たいという人もいますが、TOEIC900点以上の上級者でも字幕なしでストレスなく見れる人は一握りです。
大きな目標を持つことは素晴らしいですが、自分のレベルにあった勉強方法や教材選びが重要です。
焦らず一歩ずつ成長していけば大丈夫です。
自分の成長や成果を感じられない
英語の勉強は徐々に成果がでるというよりは、ある一定の勉強量をこなしたら「ポンっ」とレベルが上がる感覚です。
「階段を横から見た図」をイメージすると分かりやすいです。
階段を一段上がるように「ポンっ」と成長する瞬間がくるまでは、レベルアップをなかなか実感しにくいです。
日本人は普段英語を書いたり話したりする機会も少ないので、余計に自分の成長を確認することが難しいですね。
多くの人がこの急激に英語力がアップする瞬間に至るまでに勉強をやめてしまうのです。
実際のところ英語力は長期的に見れば、やればやっただけ伸びます。
それなのに途中であきらめてしまうのは非常にもったいないですね。
英語を勉強するモチベーション維持に効果的な方法
モチベーションが下がる理由が分かれば、あとは対処するだけですね。
具体的かつ効果的な対処法をご紹介しますので、ぜひ試してください。
目標を設定する
「目標はSMART(スマート)に」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。
SMARTとは目標を明確に表現するために不可欠な「5つの要素」の頭文字をとったものです。
この要素を目標に入れることで目標達成の確率が格段にアップします。
Specific (具体的である)
Measurable(測定可能である)
Achievable(達成可能である)
Related(経営目標に関連している)*経営目標=英語を勉強する目標に置き換えて大丈夫
Time-bound(時間の制約がある)
引用:グロービス
例えば「海外赴任をすること」が目標だとします。
目標は明確ですが、具体性(Specific)がなく、どのくらい(Measurable)、いつまで(Time-bound)という観点が足りていません。
この場合は「海外赴任の要件であるTOEIC650点に向けて、1年以内にTOEICスコア200点アップする」という小さな目標に切り分けてみましょう。
達成可能か(Achievable)という観点も大事なので200点アップの難易度が高ければ点数を下げる、期間を長くすることも検討しましょう。
目標設定については以下の記事も参考にしてみてください。
自分にあった勉強方法・レベルにする
先ほどお伝えしたように初級者がいきなり、アルクの中・上級者向け教材や海外映画・ドラマを教材にしようとしても無理があります。
もし社会人になってゼロから英語をやり直すということであれば、中学校の教科書レベルから始めていいと思います。
日常英会話で使うフレーズは意外にも中学の教科書レベルで十分です。
すでにTOEICを受けて自分の英語レベルがある程度分かっているのであれば、目標とするTOEICスコア毎に対策本が売られていますので自分のスコアと一番近いレベルの本を順番にやってみましょう。
またTOEICの結果にはどのパートで点数が取れているか分かるので、自分の苦手とする点を重点的に勉強すると効果的です。
無理のない学習計画を立てる
先ほどのSMARTな目標設定でもお伝えしましたが、無理な学習計画を立てるとかなりの確率で失敗します。
英語の勉強は継続できた人が勝利するゲームと考えてください。
一度立てた目標や計画に無理があるなと思ったらどんどん修正していきましょう。
難しい目標は小さい目標に切り分けていくと、小さな達成感を味わいながら英語の勉強を継続できます。
英語を勉強した成果を確認する
英語を勉強していても成果はなかなか見えにくいものです。
そんなときは英語の試験にチャレンジするのも一つの方法です。
幸いなことにTOEIC試験は全国で頻繁に開催されています。
私も多いときで3か月に1度必ず受験するというルールを設定していました。
英語を勉強した成果を確認できるだけでなく、試験当日に向けて勉強しようするモチベーションに繋がります。
英語を学ぶ環境を変える
英語を独学で勉強している場合、最初はモチベーションが高く家で一人で継続できても徐々にマンネリ化してしまいますよね。
そんなときは思い切ってカフェや図書館に行って勉強すると気持ちもリフレッシュしてやる気が湧いてきますよ。
また一人で勉強していると「本当にこれでいいのかな」と心配になってきますが、英会話スクール、英語カフェ等を利用すると他にも勉強していることが分かり孤独感が減って頑張ろうという気持ちになれます。
時間もお金もあまりかけずに英語を学ぶ環境を変えたいなら、オンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
無理をせず習慣化する
英語を勉強する上で大切なのは継続することです。
継続するポイントは無理のない目標設定と、ちょっとした努力を続ける、すなわち習慣化していくことです。
毎日5分でもいいから英語に触れる習慣を作りましょう。
例えば一日10個単語を覚える、1文でも2文でもいいので英語で日記を書く等がおすすめです。
関心のあることを勉強に取り入れる
英語は継続が大事ですが、どうしてもコツコツ積み上げる作業が発生します。
そうすると「単語を1日○○個暗記する」、「問題集を何ページ解く」といった無味乾燥な目標をこなしていくことになります。
この修行のような勉強ばかりでは長続きしません。
ここはひとつ海外映画やドラマを「字幕あり」で見たり、洋楽をゆったり聞くと気晴らしになりますし、場合によっては「なんか前よりも単語が拾えるようになっている」と成長を感じられることがありますよ。
SNSで英語の勉強仲間を作る/目標を宣言してみる
周囲に英語を勉強することを宣言してみましょう。
そうすると周りに「カッコ悪いところは見せられない」と自分に対する強制力が働きます。
周囲に宣言するのが恥ずかしいということであれば、匿名でアカウントを登録できるツイッターやInstagramで英語を勉強することを宣言しても十分効果がありますよ。
英語を勉強するメリットを知る
英語を勉強するメリットはたくさんあります。
自分が知らなかったメリットに気づけたら、モチベーションもきっと上がります。
英語を学ぶメリットは以下の記事にもまとめていますので、参考にしてください。
まとめ
英語に限ったことではないですが、英語を勉強する効率をあげる最善の方法は勉強する対象に興味を持つ、すなわち好きになることです。
英語はあくまで道具です。
もう一度なんで英語を勉強をするんだっけっと立ち戻りましょう。
英語ができたら世界中の人とつながりが持てるようになります。
成長した自分の姿、目標を達成した自分の姿を想像してみましょう。
英語はきっとあなたの人生を豊かに、楽にしてくれるツールになってくれます。
無理せずモチベーションを保っていけば、必ず英語は上達しますよ。
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はるパパ