カーシェアによる節約効果はすさまじい、今すぐ登録するべし
最近街を歩いていると、コインパーキング等でカーシェアという文字をよく見かけませんか。
実は、私はるパパはもう12年もカーシェアを利用しています。
12年前車を手放しました。
車への愛着もあったので、とても悩みました。
カーシェアに興味はあるけど、「車を手放す勇気がない」ということはないですか。
その気持ち、分かります。
「カーシェアとはそもそも何?」
「どれくらいの節約効果はあるの?」
「子供がいるけど、本当に車を手放しても大丈夫?」
そんなあなたにカーシェアを12年利用してきた私が実感したカーシェアのメリットとデメリットを徹底解説。
結論、カーシェアで車を手放すことによる節約効果は大きいので登録しておいて損はないです。
ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。
固定費を下げた家計改善において、これ以上効果的な方法はありませんよ。
カーシェアとは?
「カーシェア」とはカーシェアリングの略で、車(カー)を共有(シェアリング)することです。
つまり、一台の車を複数のユーザーで共有することで、車両費や維持費を抑えて安く車を利用できる仕組み・サービスです。
今や様々な企業がカーシェア事業に乗り出しております。
最大手タイムズカーはこの仕組みを使って「必要な時に自由にクルマを使える」ことがカーシェアリングと考えています。
このサービスが広く普及すれば、もはや「移動手段として車を保有すること」にあまり意味はなくなります。
もちろん、車の保有に満足を覚えるという人もいるので、「車の保有」に全く需要がなくなることはないでしょう。
「レンタカーと何が違うの?」という疑問を持たれるかもしれません。
大きな違いとして車両は店舗ではなく、コインパーキングに置いてあります。
コインパーキングで「カーシェア」と書いたのぼり旗を見たことないですか。
そこに車両は駐車されています。
各車両はインターネットと繋がっていて、車に備え付けたセンサーにICカードや携帯をかざすと鍵が開き、車内に入ることができます。
車内には車両のキーがありますので、それを使ってすぐに利用を開始することができます。
借りた後は元のコインパーキングに止め、カード・携帯をかざせばロックされます。
ロックされると、その情報がインターネットを通じてサービスを提供する会社に転送され、借りた時間や走行距離が記録されて使用料金が計算されます。
「Iot(アイ・オー・ティー)」=「モノのインターネット」という最新の技術が実は使われています!
世の中、本当に便利になりましたね。
これが「カーシェア」の概要です。
家族に「ちょっと車貸して~」という感覚で車を利用できるというイメージをもっていただければそれほど外れていないです。笑
利用12年でどれくらい節約効果があったか
私はるパパはカーシェアをかれこれ12年利用しています。
家計の節約効果は高くトータルで約660万円のコストをカットし資産を増やすことができました。
使用頻度は2回/月で週末のみの利用です。
カーシェアにかかる費用は年間でだいたい10万円程度です。
もしマイカーを保有していたら、以下のような費用がかかります。
- 車両費 20~30万円/年(200~300万円の車を10年利用想定)
- 保険料 5万円/年(会社により異なるため目安)
- 駐車場 12~24万円/年
- ガソリン5万円/年(150円/リットルのガソリンを30リットル/月使用想定)
- 車検費用 5~15万円(重量税、自賠責、点検・整備費等。車種により異なる)
※修理費やタイヤ・バッテリー交換費用は含みません
合計 42~79万円/月です。
私はるパパは12年前、2,500cc、燃費10㎏/リットルの車(VOLVOの中古)に乗っておりましたが、だいたい65万円/年かかっていました。
カーシェアでかかる年間費用10万円と差し引くと55万円/年の節約効果。
すさまじいですよね。
月々4万円以上浮くことになりますので、家計はずいぶんラクになりますよ。
ぜひ、今乗っている車にかかっている費用をざっくり計算してみてください。
でも節約効果は分かっても、「本当に車を手放して不便じゃない?」とまだ不安に感じていませんか。
私はるパパも車への愛着は強く、とても悩みました。
実際にどんなメリット・デメリットがあるか実感として分からなかったからです。
私はるパパが実際にカーシェアを使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。
実際に感じたカーシェアのメリット
節約効果が大きいことはお伝えした通りですが、他にどんなメリットがあるでしょうか。
実際、私はるパパが感じたメリットをどどんとご紹介します。
予約はスマホで簡単。24時間気軽に乗れる
カーシェアはレンタカーのようにわざわざ店舗に出向いて、面倒な手続きをする必要がありません。
レンタカーってネットか電話で予約、店舗で使い方や保険の説明を受け、傷のチェック等で少なくとも1時間くらいかかりますよね...
カーシェアなら予約してから利用まで最短5分です。
近所のステーションと呼ばれるコインパーキングに向かいながら予約すればおしまいです。
車両は駐車場に車が置いてあるだけなので、24時間いつでも借りることが可能です。
思いたった時にスマホで空き状況を確認して、空いていたらすぐ乗れる。
これが、カーシェア最大のメリットです。
家族に「車ちょっと貸して~」という感覚です。
しかも、都市圏ではステーションが無数にあります。
私はるパパもこの12年で当日借りようと思って、借りることができなかったということはほぼないです。
ただ、少し離れた場所まで取りに行くことになるケースはありますので、早めに予約したほうが良いですね。
安く車に乗れる。最新設備がついている
車は比較的新しいものが多い印象です。
センサーや車載カメラによる駐車サポート機能がついている車種もあり、運転に自信がない方も安心して乗ることができます。
カーシェア会社も事故されるより、最新機能を搭載させたほうがメリットは大きいということですね。
駐車場が不要。固定費を大幅削減
やはり駐車場が不要というのはメリットが大きいです。
月々の大きな固定費である駐車場代がかかりません。
マンション等にある駐車場を借りたくても空きがないという問題もありません。
戸建も駐車場有の物件より、なしの物件のほうが断然安いですよね。
カーシェアを利用すると間接的に生活費を抑えることが可能です。
もしすでに戸建を買っており駐車場がある場合も、一旦家の駐車場に置いておけるのでラクに家族を乗せる、荷物を積み込めるというメリットがあります。
全国どこでも利用可能。出張・旅行にも便利
私は実家が京都なのですが、帰省するときは横浜から京都までは新幹線で帰ります。
でもせっかくの京都なので、家族と車で動きたいということもあります。
そんな時は現地のステーションにある車を予約して、車を利用することができます。
場所が変わってもやり方は同じ、「車ちょっと貸して~」ですんじゃいます。
出張先や他の旅行先でも同じです。
事前にステーションを予約しておけば、安心して出張・旅行プランを立てることができますよ。
予約は直前でもキャンセル可能。しかも無料
予約は基本直前キャンセルでき、お金もかかりません。
レンタカーだと3日前まではキャンセル料が発生したりすることもありますが、今のところカーシェアにはキャンセル料はありません。
「本当にこれで事業リスクとれるのかな」とこちらが不安になりますが、競争が激しいためか当面このルールに変更はなさそうです。
維持費がほとんどかからない
車はサービスを提供する企業や車のオーナーが維持・保守するため、タイヤ・オイルの交換、車検費用、保険費用、駐車場代、各種税金を負担する必要はありません。
多くのカーシェア企業の基本料金は無料です。
ただ、タイムズカーのような大手の場合、月額880円の基本料金がかかります。
でも車を利用した場合、利用料金から基本料金分が差し引きされるため実質無料となります。
使用しない月も請求されてしまいますが、車を保有することに比べたらほとんどかからないと言えるでしょう。
メンテナンスに時間がかからない
カーシェアは各種メンテナンスをやらなくていいので、これらにかかる時間もかかりません。
定期的にカーシェア会社やオーナーが清掃してくれます。
車検や洗車のためにわざわざ休日をつぶす必要もありません。
でも最低限のマナーとして、ごみや汚れはきちんと掃除して次の人が気持ちよく使えるようにしたほうがいいですね。
実際に感じたカーシェアのデメリット
このようにメリットもたくさんありますが、マイカーと比べた場合のデメリットもあります。
これらが許容できれば、マイカーを手放しても大丈夫です。
事前の予約が必要
車の予約はレンタカーと同様必要です。
マイカーならば当然予約不要なので、少し面倒なところです。
でも5分もあれば予約は簡単にできるので、慣れれば大きなデメリットとは感じません。
息をするように予約できるようになります。笑
近くの車が空いていないこともある
大都市圏ではステーションが本当にたくさんあるので、だいたい当日でも空いています。
ただ、ゴールデンウィーク、お盆、年末は利用したい人が集中するので結構埋まっていたりします。
数週間前から予約でき直前まで無料でキャンセルできるので、迷ったらとりあえず早めに予約しておくといいですね。
車内がいつもきれいとは限らない
私はそれほどひどい経験はないのですが、やはり前に利用した人のごみが落ちていたりすることはあります。
カレーのにおいが充満していたなんてことも。笑
でも多くのユーザーさんはマナーがいいので、よっぽどのことがない限りは大丈夫です。
もしひどい場合は、カーシェア会社に連絡しておけば対象ユーザーさんに注意してくれますし、ペナルティの仕組みがあるカーシェア会社もあります。
返却時間までに返す必要あり
当然ながら次に借りる人がいる場合もあるので、返却時間は守らないといけません。
ただし、次に借りている人がいなければ簡単に延長もできるので、これまであまり困ったことはありません。
計画的なプランを立ててドライブを楽しみましょう。
長時間利用はコスパが悪いこともある
1泊2日であればカーシェアのコスパはいいと思いますが、それ以上になるとレンタカーの利用も考えてもいいかもしれません。
私は年に何度かは2泊以上の 旅行や帰省をするので、その場合はガソリンスタンドの格安レンタカーを利用しています。
カーシェアと格安レンタカーを併用すると本当に車の保有は不要となりますよ。
チャイルドシートを毎回設置する必要がある
小さなお子さんがいる場合、チャイルドシートの着脱が一番面倒だと思います。
個人的にはこれが最大のデメリットと感じました。
マイカーだったらずっとほったらかしでつけていられるのに…
着脱が簡単なチャイルドシートを用意しておくといいでしょう。
カレコやタイムズカーではジュニアシートが1台に一つついているのである程度大きなお子さんであれば新たな購入は不要です。
カーシェアリングが向いている人とは?
カーシェアリングが向いている人は、都市圏に住んでいて週末か平日も子供の送り迎え等短時間しか運転しないアナタです。
本当に車を保有する意味があるか考えてみてはどうでしょうか。
家に駐車場があるからと、とりあえず保有して、週末はショッピングモールに行っていませんか?
こんなふうにどんどん出費が増えるスパイラルに陥ります。
車があるから使わないともったいない。
そうじゃないんです。
車はあくまで移動手段の一つ。
本来、目的地に行くために車で行った方がいいのか、電車で行った方がいいのかケースバイケースですよね。
買い物もほとんどのものがオンラインで購入できます。
本気で節約して資産1,000万円貯めたいという人は車を手放し、カーシェアを活用してみてください!
これが最短ルートですよ。
それでもやっぱり不安
ここまで読んでいただいたら、メリットもデメリットも節約効果も十分分かっていただけたと思います。
でも「まだなんか不安…」
めちゃくちゃ分かります。
そんなアナタは12年前の私です。
VOLVOが好きだったので手放したら、なんだか自分のアイデンティティが失われるような喪失感、さびしさがありました…
でも勇気をもって車を友人に譲ったら、肩の力が抜けていきました。
今は車のメンテナンスや固定費に悩まされることなく、快適なカーライフを送ることができています。
我が家は子供が3人いますが、不便と思ったことはありません。
ちょっと利用してみて、本当にいいなと思うまでは車をもったままでも構いません。
向いていないと思ったらやめればいいだけなので、リスクもほとんどありませんよ。
おすすめのカーシェアサービス3選
ではおすすめのカーシェアサービスを3つだけご紹介します。
今や同じようなサービスを提供する会社は無数にあるため、これらを登録しておけば間違いないです。
個人的にはdカーシェアとタイムズカー、カレコとタイムズカーを組み合わせれば最強かなと思います。
①dカーシェア
ドコモが提供するカーシェアサービスです。
おすすめポイント
- 5つのカーシェアサービスを一つのIDで利用可能(オリックスカーシェア、カリテコ、カレコ、トヨタカーシェア、eシェアモビ)(※22年4月21日時点)
- 初期費用・月額基本料金無料、6時間以内の利用であればガソリン代無料
- スマホや交通ICで開錠可能
初期費用や月額基本料金がかからないので、とりあえず始めたいという方にはぴったりです。
各社の料金もタイムズカーを意識しており、全体として同等か安い設定となっております。
②カレコ
首都圏で業界2位のカーシェアサービスです。
- 初期費用無料、月額基本料金980円(利用により基本料金分は割り引かれます、無料プランあり)、6時間以内の利用であればガソリン代無料(※22年4月21日時点)
- スマホや交通ICで開錠可能
- ジュニアシート1つが標準装備
dカーシェアで利用するよりは直接登録した方が安く済みます。
コンパクトカーであれば最大手のタイムズカーより安い価格設定となっています。
近所のカレコのステーションがたくさんあればオススメです。
③タイムズカー
業界最大手でステーション数は圧倒的に多いです。
- 初期費用1650円、月額基本料金880円(利用により基本料金分は割り引かれます)
- ステーション数が13,000か所と非常に多い(22年4月21日時点)
- 専用カードで開錠
- ジュニアシート1つが標準装備
登録に1650円かかるという難点はありますが、ステーション数が多いのはメリットです。ただし、料金は他のカーシェアサービスと比べると高めです。
最後に
「何かを手放すこと」って難しいですよね。
でも、それを乗り越えることで新たな世界が見えてくることも事実です。
同じことを繰り返して、違う結果を求めても現状を打破することはできません。
本記事を読んで、実際に利用するメリット・デメリットを知れば、「車を手放す」、「カーシェア」にチャレンジするハードルが下がるのではないでしょうか。
「車を手放す」ことは家計改善の最適解の一つです。
ぜひ貯蓄体質を身につける第一歩としてチャレンジしていただきたいです。
「車の主な使い道は買い物」という場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
電動自転車とカーシェアの組み合わせは最強です。
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