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外資系企業マネージャーの年収はどう決まる?【実際の明細を大公開】

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お悩みまん
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外資系企業は高収入っていうけど実際のところどれくらい?なんでそんなに年収が高いの?自分でも外資系企業に入れる?

本記事はあなたのこんな疑問や悩みにお答えします。

本記事の内容
  • 外資系企業マネージャーの年収はどう決まる?【実際の明細を大公開】
  • 外資系企業の年収が高い理由
  • 高収入な外資系企業に入社する方法

  

私は6年半外資系企業にマネージャーとして勤務した経験があります。

実際に年末にもらった年俸やインセンティブを計算した明細書も大公開

どんなふうに外資系企業マネージャーの年収が決まっているかが分かります。

外資系企業の平均年収は日本企業に比べると2倍近い金額。

なぜそんなに高収入なのかを実際に勤務した経験を踏まえ、独自の視点で解説します。

「外資系企業は高収入だから入社難易度が高い」といって最初から転職先候補から外す必要はありません。

穴場になっている外資系企業を見つければ、誰にでも入社のチャンスは十分あります。

本記事の筆者は

  • 外資系食品メーカーに6年半マネージャーとして働いた経験
  • 日系大手→外資系→日系大手と2回
  • 転職外資系企業在籍中トップセールス3回獲得

こんな私が解説します。

外資系企業マネージャーの年収はどう決まる?【実際の明細を大公開】

外資系企業マネージャーの年収はどう決まる?【実際の明細を大公開】

外資系企業というと「高年収」というイメージが強いですよね。

でも実際に給与明細が公開されているわけではないので「本当なのかな」と思うかもしれません。

私も当時の給与明細はさすがに捨ててしまいました。

でも給料の計算書が見つかったので、これを使って「外資系企業の給料の仕組み」を詳細に解説していきます。

外資系企業の平均年収(よくある情報)

外資系企業の平均年収は約800万円と言われています。

日本の企業平均が400万円強なので実に2倍くらい。

「本当にそんなにもらえるの?」と思うかもしれませんが、結論もらえます。

もちろん業界によって給与レンジは変わるし、会社によっても違う。

例えば外資系コンサル・金融なんかは平均年収1500~3000万円と言われています。

その分、業務の難易度・プレッシャー・労働量はハンパないです。

私のいた会社は外資系の食品メーカーなので業務の難易度、プレッシャー、労働量はほどほどで実際平均年収は800万円程度だった思います。

個人的には長期にわたって働くのであれば、外資系メーカーがオススメです。

年収額が決まる仕組み:ベース給とインセンティブ

外資系企業は「年俸制」を採用しているところが大半です。

年俸はベース給ともいい、年俸を12か月で割った金額が月給です。

原則ボーナスはありません。

でも日本に根差した外資系企業の場合は、16か月で割って1か月分を月給として渡し、4か月分を夏と冬に分けてボーナスとして支払う会社もあります。

私がいた会社もこの方式でした。

毎月の給料が多いと使っちゃう人には良い仕組みです。

「えー、ボーナスないの」と思ったあなた。

「インセンティブ」というボーナスに代わる仕組みが外資系企業にはあります。

これは成果に連動した成果報酬です。

会社にもよりますが、成果に応じて年俸の10~60%の成果報酬がもらえます。

もちろん業績が最悪の場合はゼロです。

会社の業績や個人の成績が良ければ、かなりの金額をもらうことが可能。

私はベースとなる年俸がそこまで高くなかったので100万円程度が最高。

評価の高い先輩方は200万円くらいもらっているようでした。とても大事な報酬制度です。

実際の給料計算書明細を大公開

では実際にどんな仕組みで給料やインセンティブの金額が決まるかを解説します。

昔のファイルを整理していたら、過去の給料計算書がでてきました。

これを使って解説します。

給料(年俸)額が決まる仕組み

給料の金額が決まる仕組み

まずは給料の仕組みです。

これは私が2012年の転職2年目(当時33歳)の年末に上司から渡された給料(年俸)の計算書です。

なぜかデータはもらえず紙で渡されました。笑

上からEmployee Name(社員名)、Work Location(職場)、Position Title(肩書)、Job Grade(職位)、PMP Rating(評価結果)が記載されています。

2-Exceeds Expectationsをもらっていました。

5段階評価で1が最も良いのですが、1は世界でも数人しかとれないそうです…

当時は営業成績トップでしたが、それでも評価レベル2でした。

さて話が少しそれましたが、ここでのポイントは①Salary Range(給与レンジ)です。

これは「Account Manager(いわゆる営業担当)」というポジションでL04-G14(レベル14という意味)の場合、「あなたの給料はこの範囲です」ということを示しています。

最低は660万円で最高は990万円、中央値は825万円。

当時、696万円だったのでまだ昇給の余地はある状況といえます。

その年の成績を踏まえてIncrease Percent(昇給率)4.5%をかけてベース給(年俸)が決まります。

さらに後で説明する③インセンティブを足して④年収トータルの金額が決まります。

この紙で示す内容をざっくり言うと696万円から727万円に年俸があがり(+31万円)、インセンティブ103万円をもらえるのでトータル830万円の年収となります。

インセンティブは毎年変動しますが、一度上げた年俸は基本下がることはありません。

よって②昇給率をいかに上げるかが大事です。

インセンティブの金額が決まる仕組み

インセンティブの金額の仕組み

次にインセンティブの金額が決まる仕組みです。

細かい計算に「うっ」っとしちゃうあなた。

ざっくりいうとインセンティブは以下の計算式で決まっています。

年俸

×基準インセンティブ率

×会社全体の業績

×日本法人が属するエリアの業績

×日本法人・個人成績

=インセンティブ

これでイメージがつかめたなら、次の「年収が高い理由」まで読み飛ばしてもらっても大丈夫。

では少々複雑ですが、細かく計算内容を知りたいというマニアックなあなたに以下ご説明します。

上の写真は2013年(転職後3年目)のAnnual Incentive Plan‐Payment Statement(インセンティブの計算書)です。

この年のインセンティブ額は①886,283円でした。

ベースになる②年俸(Annual Salary)は当時7,276,544円です。

基準となるインセンティブ率は③(Target %)は14%

これに会社の業績等を加味した④係数(Result)91.7をかけて基準となるインセンティブ額(Approved Budget Amount)が決まります。

すでにややこしいですね…

とにかく計算式は以下の通りです。

7,276,544円×14%×91.70=934,163円

「あれ?①886,283より少ない!」って思った人。

あなたはものすごい観察力をお持ちです。

934,163円はあくまで予算。

これに日本法人の成績と個人成績を加味して①886,283円になります。

この年は5段階中の3(Fully Met Expectation=期待通りの結果、普通ってことです)。

この成績を加味して計算されているわけです。

よって、この年の年収は7,276,544円+886,283円=8,162,827円です。

あー、複雑。

係数(Result)91.7の内訳も解説。

「これ以上数字はおなか一杯…」

そんなときは次の「年収が高い理由」まで読み飛ばしてください。

インセンティブ額の仕組み2

ここで伝えたいことはこの係数はの決まり方。

①「CORP-30%」会社全体(グローバル)の業績が係数のうち30%の重みづけ(Weighting)を担っているということ。

同じく②「BU○○‐GA‐70%」Business Unit-Great Asiaが係数のうち70%の重みづけされているということです。

ちなみにBusiness Unitは事業部門単位で○○は私がいた部門です。

Great Asiaはアジア・アセアンエリアをまとめてこのように読んでいました(オセアニアエリアも含む)。

この会社は世界を4つのエリア(北米・アジア・南米・欧州/アフリカ)に分けていて日本はアジアに属していました。

表の右のほう③を見てください。

「Weighting」、「Metric Result」、「Weighted Result」という言葉が並んでいます。

「Weighting」は会社全体の売上、利益、Great Asiaエリア全体の売上、利益、Working Capital毎の重みづけを示しています。

「Metric Result」は期待値を100としたときの結果。

この年は会社全体の売上・利益はめちゃくちゃ良かったですが、Great Asiaとしてはいまいちという結果だったということですね。

「Weighting」と「Metric Result」をかけて「Weighted Result」を算出して足した数字が係数91.7となります。

ややこしいですが、評価の内容は明文化されているので納得度は高いです。

インセンティブについてざっくりまとめると、以下の計算で決まっています(再掲)。

年俸

×基準インセンティブ率

×会社全体の業績

×日本法人が属するエリアの業績

×日本法人・個人成績

=インセンティブ

外資系企業の年収が高い理由【独自の視点】

外資系企業の年収が高い理由【独自の視点】

計算ばかりで頭が混乱しそうですよね…

ここからは気楽にお読みください。

外資系コンサルや金融でなくても、30歳そこそこで800万円くらいもらえる魅力的な外資系企業。

「なんでそんなにもらえるの?」って不思議に思いませんか?

よく言われるのが「退職金制度がないからです」とか「福利厚生がないからです」というもの。

これらは確かに当たっているように思いながらも、何だか核心をついていない感じがします。

事実、私がいた会社は「退職金制度」もありましたし、「福利厚生」も家賃補助こそなかったですが高級リゾートに数千円で泊まったり、ジムに格安で通える特典もありました。

結論、外資系企業の給料が高いのは以下の理由だと考えています。

外資系企業の給料が高い理由

  • 年齢に関係なくポジションで年収レンジが決まっているから
  • 年収を高くしないと人が集まらないから
  • 日本人の給料が安いから
  • 外資系企業はどんぶり勘定だから

年齢に関係なくポジションで年収レンジが決まっているから

外資系企業はポジションと職位で年収が決まります。

年齢はそれほど関係ありません。

よって若くても給料が高いわけです。

日本企業で30歳前後というと実務で必死で仕事をしているのに、のんびり管理職をしているオジサンより圧倒的に給料が安い。

いわゆる年功序列制度の弊害です。

外資系企業は年功序列がほとんどなく、スキルや実績で給料額が決まります。

逆に言うと年齢を重ねても上のポジションを獲得したり、結果を出せなければ自分より若い人よりも給料は下になります。

こうした理由で私は若いうちに外資系企業に入れば入るほどお得だと思います。

年収を高くしないと人が集まらないから

「外資系企業はすぐにクビになりそう」「成果主義ってなんか怖い」「英語できないと仕事にならないんじゃ…」

そんなふうにして外資系企業に入社することに対して二の足を踏む人は多いです。

あなたもその一人かも。

私はその一人でした。笑

そうなんです。外資系企業への転職って未知の領域なのでみんなコワいのです。

だから年収を上げて好条件にしないと入社したいという人が集まりません。

当時、人事部の人と話すと「英語の条件」がネックで人が来ないと嘆いていました。

そのため最初「英語:仕事で使えるレベル」だった基準が徐々に下がり、「英語:日常会話レベル」→「英語:興味がある方」→「英語:アレルギーがない人」という条件になりました。笑

実際、ポジションによっては(特に営業担当)英語をほとんど使わないので間違ってないのですが、これほどとは思いませんでした。

逆に二の足を踏む人が多い中で、勇気をもって応募するだけでもチャンスはあるということです。

知らないから「外資系企業はコワい」という印象をもってしまいます。

このブログを一通り読んでもらえば、「そんなにコワくない」「自分だったらやっていけそう」と感じてもらえると思います。

日本人の給料が安いから

日本人の給料は世界的に見ると相対的に下がっているから高く見えるのです。

これは客観的な数値に基づいた事実です。

OECDによると過去30年の間、日本人の給料はほとんど上がっていません。

一方でアメリカやヨーロッパの国々の年収は同じ期間で1.3倍から1.5倍に上昇しています。

先ほどもお伝えしたように外資系企業の給料は給与レンジで決まります。

給与レンジを決めているのは本社です。

本社は本国(私のいた会社はアメリカ)の給与レンジを参照するので、毎年給与レンジは上がってしまいます。

結果、日本法人の給料も上がるのです。

一時期、給与レンジがあがりすぎて日本の同業他社の給与と合わせないといけないということで補正が入ったこともあります。

加えて今は円安なので、さらに日本の労働力は海外から見ると安いです。

外資系企業はどんぶり勘定だから

案外見落としがちですが、外国人はどんぶり勘定です。

会社として利益が出ていればOKみたいなところがあります。

そのため多少人件費がかさんでいても、利益がでていれば問題視されません。

私がいた外資系企業の日本法人社長はこのあたりの数字の見せ方がうまく、人件費についてメスが入ることはありませんでした。

残念ながら今や日本はアジア・アセアンの中では成長領域とは思われていません。

日本に注目するくらいなら中国やインドの成長にエネルギーを注いだ方が効率的です。

売上も少なく、従業員の少ない日本にいちいちメスを入れません。

そのため日本についてはより一層どんぶり勘定になるわけです。

合理的ともいえますが。

こんな理由で多少福利厚生が悪くても、トータルで考えたら待遇は良い場合もあります。

「家賃補助がないのはちょっとな…」というあなた、以下の記事も参考になります。

>>>外資系企業に家賃補助がなくても気にしなくていい理由を6つ挙げてみる。

高収入な外資系企業に入社する方法

高収入な外資系企業に入社する方法

このように入ってしまえば高収入が約束される外資系企業。

「どうやったら入れるの?はよ教えて」というあなたに、入社する方法をいくつかご紹介します。

特に理由がなければ転職エージェントに登録することがオススメです。

知り合いを通じて紹介してもらう

知り合いに外資系企業で働いている人がいたら、話を聞いてみるのもありです。

外資系企業の多くは日本においては中小企業。

社長との距離も近いので、知り合いを通じて社長に直接コンタクトできるかもしれません。

実際、私も社長から「誰か君の周りに優秀なやつはいないか」って言われて知り合いを紹介したことがあります。

残念ながら採用には至りませんでしたが、いきなり最終面接なので普通に応募するよりはチャンスは大きいです。

でも万が一不採用になった場合は、友達との関係がギクシャクしたりすることもあるので注意が必要です(経験あり…)。

直接応募する

海外の企業は「雇用は年齢や性別に関係なく均等に与える」という精神が基本です。

そのため各企業のホームページには全世界のポジションが公開されています。

例えばNestleのホームページで募集中のポジションを検索できます。

Nestle Careers

「Country or Region」で「Japan」を選択して少し右の「Search Job」ボタンを押します。

日本では11のポジションが公開されています(2022年11月2日現在)。

Nestle Careers2

興味がある企業が決まっているのであれば、直接応募してみても良いでしょう。

でも予備知識なしで応募するのは、竹やりで戦地に赴くのと同じこと。

よっぽど自信がある人以外は転職サイトや転職エージェントを通じてサポートを受けることをオススメします。

転職サイトや転職エージェントに登録

知り合いに外資系企業の人がいない、直接応募するのは何だか不安ということであれば転職サイトや転職エージェントに登録してください。

転職サイトであれば幅広い企業の案件を閲覧できますし、転職エージェントであればあなたのキャリアを踏まえて最適な案件をオススメしてくれます。

転職エージェントは外資系企業に転職する際には特にオススメです。

JACリクルートメントは外資系企業の転職に強くて、どこにしようかなって思ったら登録しておいて間違いなし。

なぜそんなにオススメするかというと、私もJACを通じて転職したからです。

実際に使ってみたらとても良い転職エージェントでした。

体験談をまとめているのでリンクを貼っておきます。

>>>JACリクルートメントはこんな転職エージェント【登録方法も簡単】

「そもそも転職エージェントって何?」というあなたには以下記事から読んでいただきたい。

>>>転職エージェントのことを簡単に解説【外資系企業への転職には必須】

最後に

外資系企業への転職は「なんだかコワい」というイメージがあるかもしれません。

私も転職する前はそんなイメージを強くもっていましたが、入ってしまえばそれほどコワくなかったです。

インセンティブによる年収の上下はあるものの、そもそものベース給が高いので入ってしまえばずっと高収入をもらい続けることも可能。

評価もクリアに給与額に反映されており、納得性も高いと思います。

働かないオジサンも少ないです。

私はスキルや実績をきちんと評価される外資系企業で働くことで、モチベーション高く働き、仕事力も磨くことができました。

より条件の良い今の会社に転職し、評価されているのもこの外資系企業での経験があったからこそ。

外資系企業での経験はあなたにとっても財産になるはずです。

ぜひキャリアアップにチャレンジしてみてください。

最初の一歩を踏み出してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!