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【体験談】TOEIC900点突破に単語の学習はどれほど必要なのか?

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こんにちは、はるパパです。

本記事は「TOEIC900点を突破するのに単語の学習はどれほど必要なのか」について実体験にもとづき、語ります。

英単語の暗記は苦手、退屈と感じることも多いですよね。「仕事や日常で使わない単語を覚えても意味がない!」そんなふうにも感じたことはないでしょうか?

かといって、単語を覚えないとTOEICでハイスコアは取れない気がする…

このようにTOEIC学習者にとって単語の暗記との距離の取り方はとてもムズカシイのです。

本記事ではTOEICで900点を突破したいあなたに単語の暗記の必要性や最もシンプルで効果的な学習法を紹介します。

私はこの学習方法を実践することで語いのパートは満点です。

この記事を読めば、TOEIC900点を突破するための勉強法がわかります。英単語の暗記に対するモヤモヤ感も解消されますよ。

ぜひ最後までお付き合いください!

本記事はこんな人にオススメ
  • TOEIC900点突破にどれくらいの単語を覚える必要があるか知りたい
  • どうやって覚えたらいいのか知りたい
  • 仕事で使わない単語を覚えてもあまり意味がない気がする

本記事の筆者は

  • 日本生まれ日本育ち。海外留学・在住経験なし
  • 学生時代TOEIC300点台から英語を学びなおして900点達成
  • ニューヨーク市場上場外資系企業や日系大手海外部門に転職成功

TOEIC900点を突破するのに必要な単語の数

TOEIC900点を突破するのに必要な単語の数

TOEICのスコア別に必要な単語数は以下と言われています。

  • 500〜700点:約5000語
  • 700〜800点:約8000語
  • 900点以上:10000語以上

TOEIC900点を突破するには10,000語必要だけど、どれくらいの数なのかイメージがわかないかもしれません。

文部科学省の提示する学習指導要領(2011–2019年)によると、高校卒業までに学習する英単語数の目安は3,450語です。

「10,000語は高校卒業までに覚える単語数の3倍」と言われたら、いかに大量の単語を覚えないといけないかが分かりますよね。

別の角度から語い力と英語レベルの相関を示します。専門家の意見をまとめるとこんな感じです。

  • 言いたいことが伝えるのに必要な語い力:3,000語
  • 簡単な日常会話に必要な語い力:5,000語
  • ビジネスシーンで必要な語い力:12,000語
  • 海外の大学留学に必要な語い力:15,000語

TOEICはビジネスで使う英語力を計る試験と考えると、やはり最終到達地点である900点オーバーには10,000語くらいは必要と言えるでしょう。

TOEICにおける語い力の必要性

「10,000語なんて覚えられないよ!」

そんなふうに感じますね。

でも結論を申し上げると、語い力はあったほうが良いです。

私自身、TOEIC900点を突破するまでは語い力というものを甘くみていました。

今となっては、それは大間違いだったと反省しています。あなたにはそんなふうに遠回りしてほしくありません。ここでは少し厳しいことをあえて語らせていただきます。(あとでちゃんと伏線回収します汗)

試験中に単語の意味を思い出している時間はない

TOEIC試験の最中に「あれ、この単語なんだっけ?」と考えている時間はありません。

ご存知の通り、TOEIC試験は時間との戦いです。800点くらい取れる人でもリーディングのパート7を時間内に終わらせることは困難です。

単語の意味を考えている数秒がもったいない。

「あれ、分からない。どうしよう!!?」とパニックになったら大変です。

瞬間的に意味が分かるレベルにしないと、TOEIC900点どころか時間内に解き終わることも難しいです。

全く分からない単語は10個くらいまで

全く分からない単語は10個くらいまでを目指しましょう。

字ヅラで意味がイメージできたり、プラスの意味かマイナスの意味かが分かるのであれば分かったという基準でよいです。

とにかくリーディングをよどみなく読めて大意をつかむことが大事です。それに必要な語い力があるかという観点で自分の語い力を確かめてみてください。

方法はTOEICの公式問題集を2回分くらいやって、全然分からない単語をピックアップするだけでOKです。

単語の暗記だけで点数を取れるのであればやるべき

もちろん、地頭がいい人や類推力の優れた人は全然分からない単語に出会っても前後の文脈で意味が分かることもあります。

でもです。やはり時間と脳のエネルギーを消費してしまいます。

2時間の試験を全力で走り切るために、なるべくそんな負荷を脳にかけるのは避けましょう。

暗記だけで点数を稼げるのであれば、それはやはりやっておくべきです。

英語が苦手、暗記なんてつまらないと思うかもしれません。でも暗記するだけで長文もスラスラ読めるようになってリーディングパート全体のスコアアップにつながります。

簡単!オススメの単語帳と勉強法

簡単!オススメの単語帳と勉強法

厳しいコメントばかりで、そっとサイトと閉じようとしたあなた。

ここからいいこと言うから、ちょっと待って!

超絶シンプルで誰でもハイスコアを叩き出せる勉強法をご紹介します。

この勉強法を実践することで、語いと文法は満点を取ることができました!

語いと文法は満点

単語帳は「金フレ」一択でOK

どの単語帳がいいか悩まれているようであれば、定番の「金フレ」一択です。

もし「金フレ」という単語帳をご存知なければ、以下をご参考に。

知っている、すでに持っているという人は読み飛ばしてください。

 TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

この単語帳は簡単に言うと、著者TEX加藤氏が過去に受講した80回以上ものTOEIC試験に出てきた単語をデータベース化。特に重要な1000語(+フレーズ)を凝縮した渾身の一冊です。

「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」をコンセプトに2012年の3月に発売されました。

最新版は2017年に改訂された版です。

なんと、単語帳としては驚異的なのですが40万部以上売れています。TOEIC受講者の人数を考えると相当な割合の人が使っているのではないかというベストセラー。

「金のフレーズ」の特徴は以下の通りです。

  • 実際にTOEICに出る単語のみで構成
  • 見開きの左側が日本語と例文、右側が英単語
  • TOEIC600点~990点(満点)を目指す学習者を対象

こちらの単語帳を勉強しましたが、分からない単語にはほとんど出会いませんでした。

一般的な単語帳と英語と日本語の順番が逆なので最初は戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れます。笑

注意点はTOEIC600点以上の学習者を対象としている点です。

まだTOEIC600点以下だったら、ターゲット1900銀のフレーズから始めて基礎的な語い力を身につけましょう。

「金フレ」については以下の記事でもまとめています。

>>>「金フレ」解説記事

一つの単語帳に集中する

語い力を覚える上で注意すべき点は「浮気をしない」ことです。

これはあらゆる試験勉強に言えることですが、コロコロと単語帳や参考書を変えるのは非効率です。

勉強する単語帳を決めたら、次の試験を受けるまでは絶対に変えないと神に誓ってください。

一日に覚える数を決める

理想を言えば1日100個の英単語に触れてください。

しかも毎日です。

「金フレ」は約1,000語収録されているので10日で一周します。

1か月で3周。実際には知らない単語を中心に覚えるのでもっと回せるはずです。

毎日少しずつやるのがコツです。

これは脳のメカニズムに関係しています。

記憶は期間を空けて何度も反復すると、定着率が増します。

ウルシをうすく塗り重ねるイメージで、軽めのインプットとアウトプットを繰り返すのが良いです。

一日100個がきつければ30個でも構いません。毎日カメになった気分でコツコツやるのがコツ。(笑)

公式問題集で分からない単語はなくす

「金フレ」を一通りやったら、公式問題集を解いてみて分からない単語がないかをチェックします。昔やった問題集でいいです。

本当に「金フレ」という単語帳はよくできています。でも万能ではありません。600点以下のスコアで覚えているであろう単語は収載されていません。

そのため「金フレ」を完ぺきにマスターしても、やはり分からない単語にときどき遭遇します。

それを補うために公式問題集をやってみて、分からない単語はつぶしていきましょう。

自分で単語帳をつくるのもオススメです。

私は「公式問題集」だけでなく「TOEIC®L&Rテスト文法問題 でる1000問」というパート5(文法問題)に特化した問題集もやりこみました。ここでも知らない単語があったらメモをして覚えました。

英単語を覚える上での注意点

英単語を覚える上での注意点

ここで英単語を覚える上での注意点をお伝えします。

これは私が実際に失敗した体験談です。(恥)

そんな失敗をあなたにしてほしくないから、恥を忍んでお伝えします。

TOEICに特化した単語帳を学ぶべし

TOEICに特化した単語帳を選びましょう。

「当たり前やないかいっ!」と思われるかもしれません。

でも私はやってしまいました。何を思ったかIELTS(アイエルツ)という試験の4,000語収載されている単語帳を1年かけて勉強たのです。

結果、TOEICの点数は1点も上がらず、むしろ下がりました…(シクシク)

IELTSは留学や移住を考えている人向けには良い試験ですが、TOEICとは異なる試験。

例えるなら軟式野球と硬式野球くらいの違いはあります(筆者の勝手な想像)。

「数は力じゃ!」と言わんばかりに4,000語の単語を覚えようとして撃沈。

やはり餅は餅屋です。TOEIC試験を対象とした単語帳を選びましょう。

その点、「金フレ」は目的にジャストミートします。マスターするのにかかった期間も2か月程度でした。

単語習得に高い理想を掲げない

「TOEICのための勉強なんて意味がない!」と高い理想を掲げていた時期がありました。

これも失敗です。まさに若気の至りです。

具体的にどうやって勉強していたかというと、単語帳で暗記をせず、ひたすら慣れない英字新聞やニュースを読みあさりました。

「自然と覚えて得た語い力がホンモノ」という理想主義を掲げていました。

結果、単語の習得にものすごく時間がかかりました。

はっきり言って効率が悪いのです。

素直にプロが作ってくれた単語帳で効率的に覚えましょう。

とはいえ、文章を普段から読み込むのはオススメです。パート7を読むのが早くなります。

でも理想を語るのは900点を突破してからでも遅くはありません。

英単語の学習における「あるある」のお悩み

英単語の学習における「あるある」のお悩み

さて、ここでいきなり「あるある」のお悩み解決コーナーです。(パチパチ)

さきほどお伝えしたように私は語い力アップに関してはかなり遠回りをしています。

うまく単語の暗記との距離感を取れなかったのが原因です。

おそらく同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?

もしそんなお悩みがないなら、ここは読み飛ばして、今すぐ学習をスタートしてください!

お悩み①どのレベルまで単語を理解しないといけないの?

一口に単語を暗記するといっても、どのレベルまで各単語について分からないといけないか悩みませんか?

例えば、↓のようにたくさん覚えることがありそうです。

  • 英語から日本語の意味
  • 日本語から英語の意味
  • 発音
  • スペル
  • 動詞なら時制の変化
  • 形容詞なら比較級・最上級の形

でもTOEICで900点を取ることが目標であれば、意味に関しては英単語を見て日本語の意味が分かればOKです。

なぜならTOEIC(ここではL&R試験を指します)は聞く・読む力しか測定されないからです。

そのため日本語を英語に翻訳する知識は不要です。

同じ理由でスペルもかけなくてかまいません。

動詞の時制の変化や形容詞の比較級・最上級はそれぞれの英単語を見て意味が分かれば大丈夫です。

英単語の意味については、日本語の対訳というよりは映像が出てくることを意識して覚えてください。

例えば”dog”という英単語を見たときは「犬」というよりは犬の映像を思い描くほうが良いのです。

TOEIC試験は時間との闘いです。英文を読んでいるときは日本語に直している時間はないからです。

頭の中で英文が表す情景をイメージしながら読み進めるほうが早く読めます。

お悩み②本当に10,000万語も必要なの?

「本当に10,000語も必要なの?」と感じられるかもしれません。

これについては「金フレ」を使えば、かなり節約できます。

とはいっても、感覚的には結局8,000~9,000語は必要になると思います。

この語数には派生語も含むので、想像より覚える数は少ないはずです。

派生語の例は以下の通り。

Happiness(幸福): この単語は「happy」(幸せな)という形容詞に接尾辞「-ness」を付けて名詞に変えたもの

Unkind(不親切な): 「kind」(親切な)という形容詞に否定の接頭辞「un-」を付けた形

Writer(作家、ライター): 動詞「write」(書く)に、人を意味する接尾辞「-er」を付けて名詞化したもの

Quickly(迅速に): 形容詞「quick」(速い)に副詞を作る接尾辞「-ly」を付けたもの

一つの単語の意味と多少の接尾辞の法則を知っていれば、かなり語い力は増えます。

また英単語を見て大体のイメージをつかめればいいわけなので、数字の大きさに圧倒される必要はありません。

「金フレ」と公式問題集をやっていて分からない単語を減らしていくうちに、このレベルに自然と達するのでご安心ください。

お悩み③テクニックでとった点数に意味があるのか?

今回紹介した方法は「TOEICのプロが作った単語帳を使って効率的に勉強しましょう」というものです。

「そんなテクニックで塗り固めた英語力なんてハリボテなんじゃないの?」と思う人もいます。

私の考えは違います。

「TOEIC900点を取ってやっとスタート地点」だからです。

「何言ってんの?」と思われるかもしれませんが、私が900点を突破して感じた正直な気持ちです。

900点を突破するまでは、ものすごく高い壁のように思います。100人の受験者のうちたった4人くらいしか取れないし、取得すれば周囲や会社も評価してくれます。転職にも活用できることは間違いありません。

ただ、実際に英語を使って仕事をするとなると話は別。900点をとったくらいでは全然足りないのです。

そんなスタート地点付近で理想論を語ってもしかたがないのです。

900点を取った後は自由に好きな勉強をすればよいでしょう。

スタート地点とはいえ、日本人の英語学習者としてトップレベルにあるのは間違いありません。

まずは900点を目指してがんばっていきましょう!達成すれば自信にもつながります。

まとめ

私の経験を踏まえて単語の暗記という学習との距離の取り方や勉強法を解説しました。

10,000語というボリュームに圧倒されそうですが、プロが作った単語帳や暗記するポイントを抑えれば効果的に覚えることができます。

私のように遠回りせず、まずは最短距離でTOEIC900点を目指しましょう。

これだけの単語を覚えると、仕事でも専門用語以外は分からない単語に出会う頻度は減ります。つまり英語での仕事の効率も大幅に上がります。

ポイントは毎日、自分ができる分量を決めて暗記することです。

英単語を見て、日本語の意味・イメージを頭にぱっと出すという訓練を継続することです。

1日5-10分かけるだけ。それで人生が変わります。

ぜひ本記事で紹介した勉強法を参考にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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>>>TOEIC900点をとったら人生が変わります。