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外資系への道

外資系企業にいる外国人はこんな人たち。上手に付き合う方法を解説します。

転職エージェントのことを簡単に解説【外資系企業への転職には必須】
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外資系企業というと「オフィスは常に英語が飛び交っている」

そんなイメージが強いかもしれませんが、案外そんなことはありません。

同じく「当たり前のように外国人が同僚にいたり、上司になったりする」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

外資系企業の中でもアマゾン、グーグル、マイクロソフト、外資系コンサル・金融の超大手企業であれば、確かに外国人も多く存在するかもしれません。

でも日本にある外資系企業の大半は中小企業で、ほとんど日本人であることが多いので世間のイメージからは少し外れています。

私自身、北米に本社を持つある業界では世界有数の外資系企業の日本法人に6年半勤めてみて、世間のイメージとのギャップを感じました。

本記事ではそんな経験を踏まえて中小企業規模の日本法人における外国人事情を解説します。

外資系企業に興味があるけど、外国人の同僚とどういうふうに接したらいいか不安を感じますよね。

でも過度に心配することはないですよ。

うまく付き合えば外資系企業のキャリアを楽しく過ごせます。

本記事はこんな人にオススメ
  • 外資系企業に興味がある
  • 自分の英語力に不安がある
  • 同僚や上司が外国人になることが心配

外資系企業の日本法人にいる外国人

外資系企業には色々ありますが、今回解説するのはもともと海外企業で日本に出資率100%の子会社=日本法人のことです。

見方によっては外資系企業と言えるソニーや海外(台湾)企業に買収されたシャープのような会社ではありません。

さて私もいた中小企業規模の外資系企業ですが、ほぼ外国人はいません。

「えっ?」と思うかもしれませんが、実際そうです。

日本法人はあくまで日本のマーケットの面倒をみることが目的なので、お客さんも日本人です。

わざわざ日本語を話せない外国人を実務担当者として派遣しません。

その点はめちゃくちゃ合理的なのです。

もう一つ理由があって、今や日本のマーケットはもはや魅力的ではありません。

もし欧米系の外資系企業から外国人を派遣・現地登用するのであれば、中国やシンガポールが対象となります。

中国の成長は少し鈍化しているとはいえアジアの中ではものすごい勢いですし、人口は日本の10倍くらい。

僕でも海外企業の人事担当だったら、中国に人を置きます。

またシンガポールもアジア・アセアンエリアの拠点となることが多い。

シンガポールは税制が優遇されており、多くの外資系企業が集結しています。

ここに拠点を作っておくと、アジア・アセアンエリアの情報が即座に入ってきます。

そのため本国から人を送るというケースが多いのです。

私がいた外資系企業もシンガポールが「リージョナルヘッドクォーター」(地域本部)で、日本はあくまでサテライト(メインではないその他の扱い)です。

少し寂しい気もしますが、これが現実なのです。

外資系企業ってイメージと現実が結構違うことがあります。

実際に働いてみて分かったあるあるをまとめているので、以下の記事も参考になります。

>>外資系企業のメリデメあるある20選。転職前に知っておきたいこと。

日本法人における外国人の役割

Conversation

本国から派遣される外国人の役割は現地の情報を本社に吸い上げたり、本社の方針や意向を現地に伝達することです。

では外国人が社長や部長になるかというとそうとは限りません。

社長や部長は顧客企業の社長や部長と日本語でコミュニケーションする必要があるため外国人がなるケースは極めてまれです。

そのため社長や部長を監督する役割を担うケースが多いです。

ただこの役割であれば住居費や生活費が高い日本よりも、中国(上海が多い)に人を派遣してリモートで管理したほうが合理的です。

私がいた外資系企業の研究部長の上司は上海、マーケティング部長の上司はシンガポールにいて電話会議で日本法人とやり取りをしていました。

海外からの出張者は多い

business trip

「なんだ、あまり外国人とは接点がないのか」

と、少し安心しましたか?笑

そんなことはないですよ。

結構接点はあります。

外国人は日本が大好きです。

今でこそコロナで日本に容易に来れる状況ではありませんが、私が在籍していたころは1~2か月に一度のペースで海外から社内のお客様が来日していました。

日本の顧客にプレゼンするということもあれば、単なる会議が目的のときもありました。

色々理由をつけて日本に来たがります。

外国人が来日したときは外資系企業に持たれているイメージ通り、英語でのコミュニケーションに切り替わります。

海外からくる外国人はそこそこ偉い人なので、基本的に部長級以上の人しかは話をしないのですが、自分が担当する顧客にプレゼンする場合は英語で話す必要があります。

夜も一緒に食事をすることが多いですが、そこも英語です。

外資系企業だからといっても部長級以上のポジションでなければ流暢に英語が話せる必要はありません。

それでも日常会話レベルの英語は身に付けておいた方が良いのは間違いありません。

まとめ

日本はもはやアジアの中心とみられていないと思うと一抹の寂しさがあるかもしれません。

それでも日本は外国人からするととても魅力的な国です。

中国やシンガポールに出張したら、ついでに寄りたくなっちゃう国なのです。

そんなときに日本の文化や魅力を少しでも伝えられたらいいなと思いませんか?

外国人から見ても、日本の文化はとても素晴らしいし、日本人は勤勉でとてもイメージがいいです。

親日の国も多く日本にいると分かりにくいですが、日本人であるだけで得していることも非常に多いです(仕事が進みやすい)。

一方で「日本人は英語がちょっと…」というのは共通して思われていることです。

だからこそ英語を少しでもできるようになれば、周りと差をつけることができるはず。

外資系企業に興味があったら、今から少しずつでもいいので英語の勉強を始めてみましょう。

ぜひ以下の記事も参考にしてみてください!

>>>忙しい社会人がゼロから独学で英語を効率よく勉強して習得する方法を解説。