こんにちは、はるパパです。
本記事は数ある節約方法の中でもかなり効果の高い方法を紹介します。
それは「車を手放すこと」です。
こんなふうに感じて、車なし生活に踏み切れないと感じていませんか?
私はもう13年間車のない生活を続けています。
とはいえ、全く車に乗っていないかというとそうではなく、必要な時にカーシェアやレンタカーといったサービスを活用しています。
結果、13年で700万円以上の節約効果がありました。
我が家は貯蓄率64%の変態家計です。笑
しかも小学生2人、未就学児1人を含む5人家族。
そんな節約体質の私がオススメする「車なし生活」という節約方法について徹底解説。
「車なし生活」のメリットやデメリットを知って賢くお金を貯めていきましょう。
本記事の筆者は
- 車を手放して13年。節約金額は700万円以上
- 子ども3人で首都圏在住
- 貯蓄率64%(2022年実績)
我が家が車なし生活になった理由
我が家が「車なし生活」になったのは経済的な理由です。車の維持費を払い続けるだけの価値はないと判断しました。
「車なし生活」になったのは、今から13年ほど前。ちょうど最初の転職をした後のタイミングです。
職場が千葉から東京に変わったので、家も千葉から東京に引っ越しました。
都内の家賃の高さにも驚きましたが、駐車場代の高さにも衝撃を受けました。
どんなに安いところを探しても月2万5千円。千葉だったら月8千円くらいのところもあったのに…
払えなくはないけど、本当に払うだけの価値があるのか冷静に考えるきっかけになったのです。
転職して半年は千葉にいたので、その間じっくり考えて奥さんとも相談し手放す決断ができました。
「車なし生活」による節約効果
気になる節約効果ですが、55万円/年、13年で715万円です。
700万円貯蓄できるってすごくないですか?
しかもあまり不便に感じていなくて、むしろモノを持たない生活は気持ち的にも楽です。
不便に感じていない理由は、カーシェアと格安レンタカーです。
「車なし生活ちゃうんかい!」と思いましたか?笑
そうです。実際には「自家用車なし生活」です。本記事ではこの状態を「車なし生活」として解説します。
カーシェアやレンタカーを使った「車なし生活」による節約効果は高く、トータルで約700万円のコストをカットできて資産を増やすことができました。
次に具体的な内訳を解説します。
私の場合、カーシェアや格安レンタカーの使用頻度は2回/月で週末のみの利用です。
かかる費用は年間でだいたい10万円程度です。
一方、もしマイカーを保有していたら以下のような費用がかかります。
車両費 20~30万円/年(200~300万円の車を10年利用想定)
保険料 5万円/年(会社により異なるため目安)
駐車場 12~24万円/年
ガソリン5万円/年(150円/リットルのガソリンを30リットル/月使用想定)
車検費用 5~15万円(重量税、自賠責、点検・整備費等。車種により異なる)
※修理費やタイヤ・バッテリー交換費用は含みません
合計 42~79万円/月です。
私は13年前、2,500cc、燃費10km/Lの車(VOLVOの中古)に乗っていました。
上記の計算方法で65万円/年かかっていました。カーシェアや格安レンタカーにかかる年間費用10万円と差し引くと55万円/年の節約効果。月々4万円以上浮くので、家計はずいぶんラクになります。ぜひ今乗っている車にかかっている費用をざっくり計算してみてください。
節約効果は分かっても「車を手放して不便じゃないの」とまだ不安に感じていませんか?私も車への愛着は強く、とても悩みました。「車なし生活」にどんなメリット・デメリットがあるか実感として分からなかったからです。
私が実際にカーシェアを使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。
車なし生活のメリット
では早速「車なし生活」のメリットをドドンと紹介します。
車の維持に時間もお金がかからない
自家用車を持つと車両費、駐車場、ガソリン代だけでなく、各種税金、保険、メンテナンス費用がかかります。「車は金食い虫」というのもうなづけます。
加えて時間も結構取られます。車が汚れたら洗車する必要がありますし、車内も小まめに掃除しないとすぐに汚れます。子どもがいたらなおさらです。
車検が2年に一度来ますし、その度にディーラーに持ち込んだり、安い車検サービスを探したり。定期的なオイルやタイヤ交換も必要…
その点、カーシェアや格安レンタカーは駐車場もかからないし、メンテナンスや車検もやってくれます。
これは本当にラクです。
無駄な外出が減って時間もお金も節約
車を持っていると「せっかく車があるんだから使わなきゃ」ということないですか?または「とりあえず車でどこか行けばいいや」という感覚。
実はこれ、時間もお金も失う落とし穴なんです。
例えば、ある土曜日。「とりあえず車でモールにも行こう」というケースを考えてみましょう。モールに行ってみたら「セールで服が70%オフで買えた、ラッキー!」と服を購入。服選びに夢中になっていたら、興味のない子どもたちは大騒ぎ。「とりあえずフードコート寄ってこう。」なんてことありませんか?
ちょっと冷静に考えてみてください。
その服は元々買おうと思っていたものであればいいですが、その場で衝動的に買ったものである可能性が高いです。フードコートとはいえ家族で言ったら3~5,000円はかかります。モールはお客さんにお金を使うしかけを何重にもかけています。
細心の注意を払わないと、あっという間にお金がなくなってしまいます。
一方、カーシェアや格安レンタカーの場合、1回当たり5,000円くらいかかります。そのお金をかけてまでモールに行くかというと、よっぽどの理由がないと行きませんよね。
このように何も考えずにモールに行くという頻度が激減します。
カーシェアや格安レンタカーを使わなければ、その「浮いた」5000円を使ってランチを食べたり、欲しいものを買ったりできるわけです。
外食でお酒が飲める機会が増える
車がないと当然ながら電車移動が増えます。
すると車を運転する必要がありません。食事のときにちょっとビールなんてことも可能。
もちろん飲みすぎは良くありません。でも少し飲んでも電車が目的地に連れて行ってくれるので安心です。(乗り過ごしにはご注意!笑)
行き先の幅が増える
これまで車移動が中心の生活をしていると、駐車場がある場所にいきがちです。
車なし生活になると、駐車場を探す必要もありません。駐車場代が高かったり、車では行きにくい街中など、そんな場所は電車移動のほうが適しています。
電車のほうが行く先に行くまでの時間を読みやすいというのもメリットですね。
カーシェアや格安レンタカーがあれば、車のほうが行きやすい場所にも行けるので、まさにいいところ取りです。
歩く機会が増え健康になれる
車があると下手したら玄関を出てから目的地までほとんど歩きません。
車なし生活だと電車移動や自転車による移動が中心となります。
必然的に歩いたり、自転車をこいだりする機会が増えます。
これは地味にカロリーを消費します。しかもそれほど体への負担も大きくありません。
お金も浮いて健康的になれるのはうれしいですね。
運転しなくてもいいので、風景をゆっくり眺めることもできます。精神的にも穏やかに過ごすことができますよ。
旅先で気軽に車を利用できる
カーシェアサービスやレンタカーは旅先でも使うことができます。
自家用車を持っているのに旅先でカーシェアやレンタカーを借りるってなんかもったいない気がしませんか?
結果「せっかく、車あるんだから家から目的地まで車で行こう」となって長時間ドライブ。しかも休暇がとれるのはみんなが休みの時なので渋滞にはまる…そういうパターン多いです。
あなたの運転時間を労働時間に換算したら、いくらになるか考えてみましょう。
例えば時給3,000円稼げるなら、5時間のドライブは15,000円です。
それならいっそのこと電車で家族と会話を楽しみにながら移動するという選択肢もありかもしれませんよ。
公共交通とカーシェア・レンタカーを組み合わせることで、旅の自由度もアップします。
車なし生活のデメリット
「車なし生活」のいいところばかりをお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。
デメリットも踏まえて「車なし生活」にするかどうかを冷静に判断してみてください。
私が実践しているデメリットの対処法もご紹介します!
まとめ買いができない
スーパーやモールに行って買い物をすると荷物が大量になります。
そんなときも買い物かごを駐車場に乗り付ければ、楽々と買い物ができることは「車あり生活」の最大のメリット。
「車なし生活」だと全部手で運ばないといけません。大量の食材を持って電車に乗りたくありませんよね。
我が家は幸いスーパーが近所にあるので、子ども乗せ電動自転車で対処しています。
子ども乗せ電動自転車って子供を乗せなければ、荷物を運ぶのに最適なんです!
子どもを乗せるイスが2つ+前かごがあるので積載量がハンパないです。
これによってまとめ買いができないという問題は発生していません。
子供乗せ自転車についてまとめた記事も参考にしてみてください。
「車なし生活」は電動自転車なしには実現不可です。
電車やバスの時間を調べるのが手間
電車やバスの時間を調べるのは面倒ですよね。
1本逃すと20分待ちなんてこともザラにあります。
我が家は比較的都市部なので電車は10分に1本くるので、特に調べません。笑
調べても子どもたちの支度が時間通りに終わることもないので、出たとこ勝負。
最大10分程度待てばいいかという考えなので、あまりストレスに感じていません。
ギリギリ目的の時間に間に合うかというケースもありますが、その場合は「締め切り効果」が働き子どもたちはいつも以上にキビキビ動くのでも必ずしもデメリットではありません。
電車に乗ってしまえば、渋滞もないので時間を読みやすいです。
カーシェア・レンタカーの手配が手間
カーシェア・レンタカーは事前に予約をしないといけません。
でもカーシェアはシステムがしっかりできているので、携帯アプリで5分もあれば予約できます。
キャンセルも直前まで可能なので、節約できる金額を考えればこの程度の手間は許容範囲です。
たまに長距離移動が必要な旅行の時はレンタカーを借りますが、それも予約は5分、現地での手続きも15分程度です。
自家用車のメンテナンスなどにかかる時間を考えれば、この程度の時間は気になりません。
真夏や真冬、雨の日の外出が大変
暑さや寒さの厳しい季節や雨の日は外出するとき車がないと確かに大変です。
「暑っ!」「さむーい!」と子どもに大騒ぎされたり、ベビーカー用のレインコートを用意したり、子どもに傘を持たせたり…
ここはひとつ父親であるあなたががんばってください。笑
車を家の前まで持ってくれば、家族にとっては自家用車も借りた車も同じです。
家族円満、家計改善にあなたの力が役立ちます。奥さんからの評価もきっと上がるはずっ!
電車代・タクシー代などの交通費がかかる
当然ながら車がないと移動は電車やタクシーになります。
その場合、電車代やタクシー代がかかるので「結局、車を保有するのと同じくらいかかるんじゃないの?」って思うかもしれません。
でも実際のところ、電車代は車を保有することに比べると断然安いです。子どもも未就学児であればお金はかかりません。6歳まではタダですよ!この特権を使わないなんてもったいない。
タクシーも一台で乗れたら電車より割安になることもあるし、自家用車のように行先で駐車場を探したり、駐車場料金を気にする必要もありません。
車を持っていても車だと行きにくい場所には電車やタクシーを使うこともあります。
「車なし生活」をするための条件
「車なし生活」(自家用車なし生活)は、メリットも多いですが実際に実践するとなると以下の条件は必須となるのでご注意ください。
スーパーまで自転車で10分以内
スーパーまで自転車で10分以上かかるような場所だと厳しいです。
自転車で10分というと歩いて30分くらい。雨が降ったりしたら自転車は使えないので歩いて行くことになります。雨の中、30分以上歩くのはさすがにつらいです。
スーパーの補助的に歩いて10分以内にコンビニがあるとなおよいでしょう。
最寄り駅まで徒歩20分以内
最寄り駅までは歩いて20分以内、できれば10分以内が理想です。
雨の日を想定するとあまり長時間歩きたくはありません。
移動のメインは電車になりますので、駅が近いのはかなり重要な条件です。
カーシェアや格安レンタカーが近所にある
車を使いたいときにカーシェアや格安レンタカーが近所にあると便利です。
できれば歩いて10分以内のところにカーシェアのステーションや格安レンタカー(多くの場合、ガソリンスタンド)があると良いです。
多くの場合、自転車を預けることができません。歩くことを想定すると徒歩10分が目安です。
自家用車を仕事で車を使わない
仕事で車を使い、かつ自家用車として使う人は対象外です。
ま、当たり前ですね…。
でも車があるからといって、「とりあえず車でどっか行こう」と目的もなく出かけるのはお金を失うサイン。注意してくださいね。
「車は必ずしも必要ではない」というマインドセット
私を含め地方出身の人間にとって、「車なし生活」なんてありえないという人は多いです。
でも今は何でも借りることができます。「シェアリングエコノミー」という言葉があります。つまり今後、社会はますます「何でもシェアする時代」になっていくといことです。
ネットフリックス、カーシェア、コンビニの充電器、傘、レンタルおじさん、レンタル何もしない人…(色々ありますね汗)
いつまでも昭和、平成な生き方をしていませんか?見直せば案外便利なサービスが世の中にあるものですよ。
最後に
「自分は車なし生活する条件から外れたし、参考にならないな。」そんなこともあるでしょう。
本当にそうでしょうか?今住んでいる場所からもう少し都市部に引っ越すだけでも、実現できないか?そんなふうにマインドを変えてみてることをオススメします。
確かに家賃が高くなったりするかもしれませんが、その分車が不要になれば結果固定費の節約につながります。
加えて都市部に引っ越したら生活が便利になるだけでなく、職場に近くなったり、より給料のいい仕事が見つけやすくなるというメリットもあるはずです。
「車はあって当たり前」という考えを持っていると感じるなら、一度メリットとデメリットを比較して、本当に豊かに暮らせるライフスタイルは何か考えてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!