どこから家計見直しをするか解説。まず固定費を下げよう
思ったように貯蓄を増やせていますか?
「なかなか貯蓄が増えない」
「家計を見直したいけどどこから手を付けたらいいか分からない」
そんなお悩みを持つあなたにどうすれば貯蓄を増やすことができるかを分かりやすく説明します。
本サイトではあなたが「1000万円貯蓄する」ことを目標にしています。
そこで注目したいのが、「貯蓄率」です。
この「貯蓄率」を上げていくことが重要です。
「貯蓄率」とは年間の貯蓄額を手取り収入で割った数字です。
例えば手取り年収300万円の人が300万円で生活した場合、貯蓄額ゼロで貯蓄率ゼロです。
240万円で生活した場合、貯蓄額60万円(300-240万円)÷手取り年収300万円=20%となります。
ぜひみなさんも計算してみてください。
一般的には「貯蓄率」は5~10%程度のようです。
まずは10%以上、そこから少しずつ上げていきましょう。
ちなみに私はるパパ家の2021年の貯蓄率は59.4%でした。
変態家計なのでご参考まで…
貯蓄率を上げる基本的な考え方は以下の通りです。
- 支出を減らす
- 収入を増やす
- 貯蓄を投資してさらに増やす
本記事では、「支出を減らす」に焦点を当てて私自身の考え方や実践した方法をまとめて解説します。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
https://harupapa-happy-hack.com/%e7%9b%ae%e6%8c%87%e3%81%9b%e8%b2%af%e8%93%841000%e4%b8%87%e5%86%86%ef%bc%81%e8%aa%ad%e3%82%80%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e7%84%a1%e7%90%86%e3%81%aa%e3%81%8f%e8%b2%af%e8%93%84%e4%bd%93%e8%b3%aa/295/
また②「収入を増やす」については、以下の記事もご参考にしてみてください。
家計見直しはどこから始めるか解説
家計を見直して貯蓄を増やしたい、でもどこから手を付けていいか分からない。
みんなそうなんです。
本記事では以下のステップに沿って実践すれば、誰でも簡単に貯蓄を増やすことが可能です。
そのステップは以下の通りです。
- 現状の家計を把握する
- 家計の支出割合を分析する
- 改善点の優先順位をつける
- 改善を実行する
- 効果を実感して継続する
やることはそんなに難しくないですよ。
一つずつ解説していきますね。
①現状の家計を把握する
貯蓄率アップを目指すにあたり、最初にやることで最も重要なことは「現状を把握すること」です。
これは非常に重要なのですが、案外自分の家計を把握していない方は多いのではないのでしょうか。
家計を把握することが、優良家計になる第一歩です。
方法は簡単で「家計簿をつけること」です。
「そんなの知ってるよ」、「もうすでにやっているよ」という方は「②家計の支出割合を分析する」から読んでください。
過去に家計簿をつけていたけど、途中で断念したという人も多いと思います。
それでも大丈夫です。
3か月だけでも家計簿をつければ、だいたい何に自分がお金を使ってくるか見えてきます。
まずはこれだけでも十分だと思います。
私はもう10年以上エクセルで家計簿をつけています。
細かな指標を自分で考えて、節約のポイントを洗い出しています。
「そんなの面倒だよ!」
大丈夫です。
マネーフォワードという家計簿アプリを導入すれば簡単に家計を把握できます。
これが非常に便利で、様々な電子マネー、銀行口座、クレジットカード、証券口座等をまとめて連携して一括管理できます。
無料で始められますので、ぜひ導入してみてください。
無料版は連携できる口座数が10件に制限され、記録できるのは1年分となります。
ちなみに私は過去の記録を全部残したいので有料版にしています。
詳しいことを知りたければこちらに比較表がありますの見てみてください。
②家計の支出割合を分析する
次に、家計の中で何にお金がかかっているかを分析します。
支出割合の高い項目を上から順番に並べると多くの人が家賃・住宅ローン、保険、教育費、車関連費用が上位に来ると思います。
参考までにはるパパ家の支出割合を載せておきます。
何が理想の割合かという議論もありますが、住んでいる場所や人それぞれ何にお金をかけたいか等は千差万別なので、あまり気にせず自分の家計と向き合ってみましょう。
節約できるポイントが見えてくるはずです。
<参考:はるパパ家(5人家族)の支出割合>
項目 | 支出割合 |
家賃 | 19.6% |
食費 | 15.5% |
保険 | 13.9% |
日用品費 | 12.9% |
教育費 | 8.2% |
夫婦小遣い | 8.1% |
外食費・レジャー | 6.4% |
雑費 | 4.5% |
カーシェア | 3.1% |
ガス代 | 2.4% |
電気代 | 2.3% |
水道 | 1.4% |
被服 | 1.0% |
通信費 | 0.6% |
合計 | 100.0% |
③改善点の優先順位をつける
では次にどの支出から改善できそうか考えてみましょう。
自分が何にお金を使っているかが分かれば、次にやることは改善すべき支出項目の優先順位をつけることです。
まず優先すべきは何が何でもやっぱり「固定費」です。
固定費は毎月一定の金額が支出されていきますので、一回見直しをすればあとは自動で節約=貯蓄率アップにつながります。
「変動費」である食費、光熱費、おこづかい等はあまりケチケチすると生活がすさんでいくので個人的には後回しでいいかなと思います。
ただし最低限、電気つけっぱなし、水道流しっぱなしとか、頻繁なウーバーイーツ利用等は気を付けてください。
以下は私が実行して特に効果があった支出項目です。
- 車関連費
- 家賃
- 通信費
- 保険
改善点が特定できたら、もう半分以上成功したようなものです。
④改善を実行する
改善点が特定できたら、現状把握と同じくらい重要な「どうやって改善するか」を考えます。
それぞれの支出項目について、以下の3つの視点で改善できないか考えてみましょう。
- 本当に必要な支出か
- 代わりになるサービスはないか
- もっと安い商品やサービスはないか
本当に必要な支出か
その支出本当に必要ですか?
例えば、我が家は夫婦ともに医療保険を昨年、解約しました。
社会人になってすぐ加入したので、月々の負担は二人合わせて3500円程度とそれほど多くはありませんでした。
でも解約するだけで年間42,000円負担が減りました。
なぜ解約したか。
社会人になって15年以上経ちましたが、お陰様で一度も保険のお世話になることはありませんでした。
また仮に入院したり、継続的に通院となっても1~2か月程度くらいのようです。
1日5,000円の保障の場合、せいぜい15~30万円程度の保障です。
保険の目的は「万が一のリスクに備えること」です。
その程度のリスクであれば許容できるようであれば、解約してもよいと思います。
会社の休業保障制度があれば、万が一病気やケガで入院してもすぐに困ることはないので会社の制度も調べてみるといいですよ。
同様に奥さんが病気・ケガで動けなくても、夫の給料があればすぐに家計が立ち行かなくなることはありません。
でも、何かあったときに少しでもプラスになることがないと落ち込んでしまう等、お守りのようなつもりで加入されるのであれば、それでも全然よいと思います。
代わりになるサービスはないか
その支出で何か代わりになるサービスはないですか?
例えば、私は12年前に車の保有をやめてカーシェアに切り替えました。
現在は最寄り駅から2分程度の場所に住んでいるため、交通の便は非常に良いです。
奥さんもペーパードライバーで、私も平日の車利用はありません。
そのため車を保有することは、貯蓄率を上げる妨げとなります。
ただ子供が3人いますので、時々は遠出したいなんてこともあります。
そのため、月に1~2回はカーシェアやレンタカーを利用しています。
これだけで節約効果は年間55万円くらいありました。
もっと安い商品やサービスはないか
その支出、もっと安いサービスはないですか?
例えば、私はるパパは夫婦共に携帯電話をキャリア携帯から格安携帯に変えました。
過去には携帯代に夫婦で15000円/月かかっていましたが、格安携帯に変えることで15万円/年の節約になりました。
多少電波が悪いエリアもありますが、ほとんど不便は感じていません。
人間は環境に適応する能力が備わっています。
最初、一時的に不便だなとか、大丈夫かなと思ったりしますが、案外何の問題もなく快適に生活可能です。
もしそれでも不便だと思えば、その支出は自分にとって大事だったんだなと思って、元に戻せばよいと思います。
⑤効果を実感して継続する
これまでご紹介した考え方・方法で支出を抑えると、どんどん貯蓄率は上がっていきます。
しかも、生活の満足度をそれほど下げることはありません。
マネーフォワード等の家計簿アプリを使えば、その効果が実感できると思います。
節約のモチベーションもアップして、「変動費」のほうも抑えていこうという好循環が生まれてくると思います。
最後にまとめです。
- 現状を把握する
- 家計の支出割合を分析する
- 改善点の優先順位をつける
- 改善を実行する
- 効果を実感し、継続する
いかがでしたでしょうか。
まずは現状を把握することから初めてみませんか。
案外、家計の中に埋蔵金が眠っているかもしれません。
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はるパパ