「25分仕事したら5分ぼーっとする」を繰り返すだけで仕事の効率アップ
「仕事が忙しすぎて時間が足りない…」
マジメに仕事をしているあなたが必ずといってもいいほどぶつかるこの問題。
小さい子供がいれば時にこのように言われるでしょう。
「仕事ばっかりしてないで子供の面倒みてよ!」
その瞬間ぷっつり何か心の糸のようなものが切れる。
そして疲れた体を起こして、またその糸を結び直してがんばる日々。
「いつまでこんな生活を繰り返すんだろう…」
何を隠そう、私はるパパもそんな悩みを抱えた一人でした。
そんな私が色々試して効果があった時間管理術の一つを紹介します。
それは「25分仕事をして、5分間ぼーっとする。」です。
「はっ?」って思われるかもしれませんが、大マジメです。笑
これはポモドーロ・テクニックといわれる世界で広く実践されている時間管理術です。
やることは簡単、タイマーをセットするだけ!
では実際にどういう風にこの方法を活用するか、その効果のほどをご紹介します。
ポモドーロ・メソッドとは?
ポモドーロ・メソッドとはイタリア人のフランチェスコ・シリロさんが学生だった1980年代に考え出した時間管理術です。
この方自身、ソフトウェアエンジニアで常に締め切りに追われ何とかできないかということでこの方法を編み出したようです。
イタリア語でポモドーロは「トマト」です。
フランチェスコさんが時間を図るときにトマトの形をしたキッチンタイマーを使っていたことに由来するそうです。
方法はいたって簡単で25分仕事をして5分休憩するというサイクルを何度も繰り返すだけです。
ちなみにこの25分を「1ポモドーロ」という単位で呼びます。
4ポモドーロ繰り返したら長めの休憩(15~30分)をとります。
めちゃくちゃ簡単ですね!
詳しく知りたい方はこのフランチェスコさんが公式本を出版されているようなので参考にしてみてください。
実際にやってみた効果
仕事の効率は体感として1.3~2.0倍くらいにアップしました。
方法があまりに簡単だったので全然期待していなかったのですが、すぐに効果を体感でき驚きました。
今まで1時間くらいかかっていた仕事が30分でできることもしばしば。
私の担当業務は会社の中でも有数の激務と言われ、過去には仕事量の多さに忙殺され何人もの担当者が肉体的・精神的に壊れて行きました…
私自身も例にもれず一時体を壊すほど働きました。
それに加えて未就学児一人と小学生2人の世話。
そう、全然時間が足りない…
今ではそんな私が重要なタスクをほぼ午前中にこなし、5時半には仕事を終えて子供たちと食卓を囲むことができるようになりました。
このブログを書く作業もそれなりに時間をかけていますが、そんな自分の時間も確保できるようになりました。
具体的な実施方法
あるタスクを一つピックアップします。
30分程度で終わるものもあれば、1~2時間くらいかかるものもあるでしょう。
長さは関係なく、とにかく仕事を開始し時間を計ります。
25分経ったら強制的に作業をやめます。
1ポモドーロで終わる場合もあれば、途中で終わってしまうこともあります。
全く気にせず5分間休憩(ぼーっと)しましょう。
ポイントはこの休憩時間にパソコンで仕事以外のサイトを見たり、携帯をいじったりしないことです。
とにかくぼーっっとする。
これだけは徹底してください。
5分経ったら、またタイマーを押して25分間仕事をします。
以下、これを繰り返します。
オススメのアプリ
Windowsユーザーであれば、「アラーム&クロック」というアプリが標準装備されているのでこちらを立ち上げてタスクバーにピン止めしておけばOK。
パソコン画面の左下の検索窓に「あらーむ」と入力すれば候補アプリとして表示されるのでそちらをクリックすれば立ち上がります。
アプリを立ち上げると複数のタイマーが標準で表示されるので、時間のところをクリックすれば好きな時間に設定できます。
下の画像は5分と25分に設定した後のタイマーとなっています。
三角ボタンで開始、開始すると停止ボタン表示に変わるのでもう一度それを押すと止まります。
なぜ仕事の効率があるか?
これは実体験に基づいた考察ですが、以下の理由で仕事が効率化したと考えています。
仕事を始めるハードルが下がる
1~2時間くらいかかるタスクを前にしたとき、結構気合が入りませんか?
時にはそのタスクの大きさに身動きが取れなくなってしまうこともあるかもしれません。
この方法はそんな心理的ハードルをぐっと下げてくれます。
何しろ25分だけ仕事をすれば良いのですから。
2時間より1時間、1時間より25分のほうが気持ちが楽ですよね!
人間の集中力はそんなに持たない
人間の集中力は40~50分くらいしか持たないそうです。
そのため学校の授業はだいたい40~50分くらいに設定されているそうです。
たまにご飯も食べずに何時間も勉強や仕事を継続できる超人のような人がいますが、多くの人は40~50分程度が限度です。
でも正直なところ40~50分でもずっと集中するのは難しいですよね。
25分ってそういう意味ではちょうどいい。
この時間は個人差があるので自分に合った時間を見つけてください。
人によっては15分がちょうどいい場合もあるし、40分でも全然イケるっていう人もいると思います。
ぼーっとする時間が大事
5分間の休憩時間が案外大事です。
僕はお風呂で頭を洗っているときや皿を洗っているとき心が無になります。笑
そういうときほどものすごくいいアイデアが浮かんできます。
人によっては子供と遊んだり、散歩しているときっていう人もいるかもしれません。
この休憩の5分間はいわば「無意識になる時間」を人為的に作り出しています。
脳は常に働いています。
無意識の状態でも何らかの作業をしているそうです。
仕事が煮詰まったときは意識の力で物事を考えていますが、意識的な思考は脳のエネルギーを消費し疲労してしまいます。
人為的に無意識にすることで脳に自由に働いてもらう。
そうすることで脳がそれまでやっていた作業を頭の中で勝手に整理・処理してくれるような感覚を得られます。
また5分何も考えないと単純に脳が休まるので次の25分間でリフレッシュした状態で作業に入ることができますよ。
タスクマネジメントと組み合わせると最強
この方法は一つのタスクを効率的に処理していく方法ですが、これにタスクマネジメントの技術を組み合わせると最強です。
具体的には今やるべきタスクリスト(To Doリスト)を作成します。
仕事を重要度の順に並べて、できるかぎり重要度の高いものから進めていきます。
緊急度よりも可能な限り重要度を優先したほうが効果は高いです。
このタスクマネジメント技術は色んなことを同時並行でやって仕事がうまく回らないときに効果的な方法です。
これとポモドーロ・メソッドを組み合わせると仕事がどんどんはかどります。
タスクリストが減っていく実感があり、気持ちいいですよ。
具体的な方法は以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
>>仕事が終わらない、正直つらい。優先順位を変えるだけで早く帰れます。
まとめ
ポモドーロ・メソッドはとても簡単ですぐ実行可能です。
お金もかかりません。
もし試してみて自分に向いていないと思ったら止めればいいだけなのでノーリスクです!
あなたにこの方法が合っていれば強い味方になってくれるはずです。
仕事や育児をバリバリこなし、本当にやりたいことに時間を使い豊な人生を送ってください!
以下の記事も参考にしてもらえれば、きっと残業は驚くほど減っていきますよ。
>>仕事が終わらない、正直つらい。優先順位を変えるだけで早く帰れます。
はるパパ