本記事はそんなあなたの疑問や悩みにお答えします。
結論、外資系企業と日系企業の定年制度は同じで60歳か65歳に設定されています。
長く働くためのコツも解説しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
- 外資系企業は何歳まで働ける? 【働きたければいつまでも】
- 外資系企業におけるキャリアパスを紹介【具体例あり】
- 外資系企業で長く働き続けるコツをまとめました
この記事を書いている私は
- 外資系食品メーカーに6年半働いていた経験
- 日系大手→外資系→日系大手と2回転職
- 外資系企業に勤める友人多数
こんな私が紹介します。
外資系企業は何歳まで働ける? 【長く働けます】
日本に存在する外資系企業の定年は60歳か65歳に設定されています。
日本の法律に準拠しているので日系企業と同じです。
今後は2013年に政府が改定した「高年齢者雇用安定法」により65歳までの雇用確保が義務となります。
「法律では決まっていても、実際のところクビとかあるでしょ。聞きたいのはそこじゃないのよ」
そんな心配ありますよね。
でも対策さえしておけば、定年まで働くことは可能。
むしろ定年以降もイキイキと働き続けることもできますよ。
これから外資系企業で働く人がどんなキャリアパスをたどっているかをご紹介します。
長く働くためのコツも解説します。
このコツを知っておけば安心です。
外資系企業におけるキャリアパスを紹介【具体例あり】
外資系企業で働く同僚や先輩、知人の事例をもとに具体的なキャリアパスを紹介します。
ここでは3つのパターンを紹介します。
- 日系企業から一つ外資系企業に転職し定年を迎える
- 日系企業から複数の外資系企業を渡りあるく
- 日系企業から外資系企業に転職し、日系企業に戻る(私の場合)
新卒で外資系企業に入社するというパターンは少ないので除外しています。
①日系企業から一つ外資系企業に転職し定年を迎える
今外資系企業に転職しようか悩んでいるあなたはこのキャリアパスをイメージされていませんか?
総務や経理、営業のバックオフィス、工場にいる人たちは、日系企業から外資系企業に転職後ずっと働き続ける傾向にあります。
特に部長レベルにでもならない限りは良くも悪くも責任を取らされる立場にありません。
ゆるーく働きたいのであれば外資系企業の間接部門はオススメです。
給料も日系企業に比べると高い傾向です。
デメリットとしては極めて狭い世界で過ごすことになるくらいでしょうか。
私がいた会社でも経理の女性の方が立派に定年を迎えて退職されました。
見た目が若かったので定年と聞いたときはめちゃくちゃびっくりしました。
②日系企業から複数の外資系企業を渡りあるく
日系企業から外資系企業に転職後、複数の外資系企業に転職するパターンが主流です。
特に営業職や技術職はこのパターンが多いです。
なぜなら同じ会社で昇給を狙ったり、ポジション争いをしたりするくらいなら転職したほうが早いからです。
30代や40代は実力さえあれば引く手あまたです。
ヘッドハンターから電話やメールがめちゃくちゃきます。
私もたまにヘッドハンターと会って自分の市場価値を確認していました。
当時いた会社の先輩の一人は転職して別の外資系企業のカントリーマネージャー(代表取締役)になって年収1,700万円という人もいました。
別の先輩は上司とそりが合わなくて、40歳後半で同じ業界内で転職しています。
その時々の状況で自由に職場を変える人が多いです。
③日系企業から外資系企業に転職し、日系企業に戻る
最後に日系企業から外資系企業に転職し、日系企業に戻るパターン。
これは私の事例です。
なぜ日系企業に戻ったかというと「待遇が良かったから」
実にシンプルですね。笑
私も年収を上げるために転職しましたが、たまたまそれが日系企業だったというだけです。
また当時は「50歳以上まで働けるのかな」と漠然とした心配も正直ありました。
日系大手ということもありますが、「安定感はある」という印象は強いです。
でも日系企業特有のまどろっこしい感じは何とも慣れないです。
スピード感やワクワク感は弱まる感じ。
外資系企業の自由な働き方を知ってしまうと、日系企業に戻れないという人は周りにも多いです。
待遇に不満がないのなら外資系企業を渡りあるいたほうが、定年まで最前線で働けるので楽しいと思います。
実際外資系企業を辞めた人がどうなったか。
具体的な事例をいくつかまとめていますので、興味があればどうぞ。
>>>外資系企業に就職した人の「末路」や「その後」をまとめてみる。【実録】
外資系企業で長く働き続けるコツを3つまとめました
「外資系企業ってすぐにクビになるんじゃないの?」と心配なあなた。
長く働き続けるコツを3つご紹介します。
- 専門性を身につける
- 上司や海外とのコネクションをつくる
- 外部にコネクションをつくる
これらを知っておくだけで安心感はぐっと高まります。
50歳以上で転職したり、65歳以上でも働き続けることは可能です。
専門性を身につける
「専門性を身につけること」が外資系企業で働く基本スタンスです。
なぜなら外資系企業はポジションで採用を決めるからです。
例えば営業で採用されたらずっと営業として働くのです。
途中で経理や人事に回されることはありません。
だからキャリアアップ=専門性を高めるということです。
転職市場で有利になるには専門性を高める。これに尽きるわけです。
営業としての能力が高ければ、正直50歳でも60歳でも最前線で働くことは可能です。
顧客との人脈があれば、何歳でも転職することもできます。
実際50歳でも同じレベルの給与水準(1000万円以上)で転職していった大先輩もいました。
上司や海外とのコネクションをつくる
外資系企業で直属上司や社長との関係を良好に保ったり、海外の人たちとコネクションを持っておくことは大切です。
世界的にはグローバルな大企業とはいえ、日本では中小企業というパターンは多いです。
直属上司や社長に嫌われたら、冷たい仕打ちを受けてしまう可能性が高まります。
ポジションも少ないので社内には逃げ場がありません。
下手したら転職に追い込まれる可能性だってあります。
海外のスタッフに顔を売っておくのも一つの手です。
外資系企業の社長やマネージャー層は海外スタッフにはめっぽう弱く、常に顔色を窺っています。
海外スタッフからの評価や印象が良ければ、社内でのあなたの存在感は高まります。
コミュニケーションには英語力がある程度必要なので、なるべく若いうちからビジネス英語を学んでおくことをオススメします。
「外資系企業の雰囲気になじめるか不安」
そんなあなたには以下の記事も参考になります。
>>>外資系企業の雰囲気になじめるか心配なあなたに実際のところをご紹介します。
>>>人間関係は意外とドライじゃない?外資系企業における人付き合いの心得を解説します。
外部にコネクションをつくる
外部とのコネクションを作ることをオススメします。
外部とは同業他社、ヘッドハンター、転職エージェントです。
「転職したいと思ったら1か月以内に転職できる状態」を作っておくのです。
これがあれば何があっても無敵です。
同業他社と仲良くする
営業であれば顧客のロビーにいる同業他社と仲良くするといいです。
たとえ競合であっても仲良くしておけば、有望な転職先候補です。
私は自ら同業他社の飲み会を開催していました。笑
ヘッドハンターと繋がる
外資系企業で働いているとどこからか自分の名刺が流出してヘッドハンターの手に渡ります。
ヘッドハンターにとって外資系企業で働くサラリーマンは有望なお客様。
怪しいヘッドハンターは見極める必要はありますが、繋がっておいて損はありません。
もしもの場合は心強い味方になってくれるはずです。
以下の記事にヘッドハンターについて詳細をまとめています。
>>>【体験談】外資系企業時代にヘッドハンティングを受けて転職してみました。
転職エージェントに登録する
外資系企業に入るときも、入ってからも転職エージェントに登録しておくことがオススメです。
転職エージェントにとっても外資系企業のサラリーマンは重要なお客様なので好条件の案件を紹介してくれます。
私も登録しておいたおかげで、転職難易度最高レベルの日系企業に転職できました。
外資系企業に強い転職エージェントがあります。
私はJACリクルートメントで転職しました。
>>>JACリクルートメントはこんな転職エージェント【登録方法も簡単】
最後に
私は外資系企業に転職して人生が大きく変わりました。
最初に入社した日系大手で悠々と定年を迎えるというキャリアパスもあったかもしれません。
でもそれってなんだか味気なかったのではないかなって思います。
外資系企業に入って専門性を磨いて自分でキャリアを切り開いていく。
それってとてもエキサイティングで楽しいです。
もちろん収入も大幅に増えました。
今は日系企業に戻ってきましたが、新卒でずっと働いている人たちとは違った視点を持っていると実感しています。
上司や同僚もそういった経験を評価してくれています。
もちろん転職せずに今の会社に居続けるのも全然ありだと思います。
でも今の世の中、日系企業とはいえいつまでも年功序列や終身雇用が維持されるかわかりません。
「転職しないリスク」もあります。
ぜひ自分で自分のキャリアを切り開いていってほしいと思います。
外資系企業に転職する最適な年齢についても解説しています。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
>>>外資系企業に転職する最適な年齢や年齢制限についてズバリ回答します。
最後までお読みいただきありがとうございました!